新人事制度 大阪での報告①~③
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17日の土曜日の日中は「フォーラム色川」の例会に参加した。 午前は、宮部みゆきさんの小説『火車』を取り上げる。「フォーラム」事務局の女性スタッフが丁寧な報告をしてくれた。20日のブログにこの本の読後感を書いたのは、この読書会のために読んだからである。討論でも、ブログに書いたような感想を発言した。この読書会の模様は、「フォーラム」のブログに紹介されています。 午後は司馬遼太郎『坂の上の雲』の文庫版3・4巻。 3巻目の後半から、いよいよ日露開戦となるので、二人の報告者の報告でも討論でも、一番問題になったのは、やはり日露戦争の性格についてである。司馬さんのように、あの戦争を「祖国防衛戦争」と言い切ってしまったら、それは防衛戦争という言葉の拡大解釈ではないか。これでは日本もまた朝鮮半島に野心を抱いていたこと(事実、戦後すぐ植民地にしてしまう)が見えなくなってしまう。 それに、暗い昭和に明るい明治を司馬さんは対比させるが、そしてそれはファシズムの昭和まで含めて「明るかった日本近代」と言いくるめる「自由主義史観」のような乱暴な議論よりはマトモだけれども、しかし「暗い昭和」の種はすでに明治時代に蒔かれていたのである。司馬さんは両者を対照させるばかりで、その内面的連関を充分おさえていなかったのではないか。 さて例会のあとは懇親会が「フォーラム」の恒例。しかし酔流亭はそちらのほうは欠席した。夜は、中学以来の友人たちとの新年会があったからだ。 国分寺駅で待ち合わせて、[義蕎]へ行った。去年の8月に秩父に一泊旅行したのと同じ4人。 このうちの一人が、去年の初夏、大病に罹って手術をしたのである。8月の秩父行きは、手術後の彼を労わろうという小旅行であった。あれから半年近くが経った。その彼が、当時よりも元気を快復しているのが嬉しい。 [義蕎]では、昆布〆の鯛・肝をあえたカワハギ・岩牡蠣・鴨焼き・天麩羅あれこれ・・・。男ばかり4人だから、よく食べた。純米酒も、片っぱしから。最後は、もちろん蕎麦。 ※関連する過去ログとして ☆『「坂の上の雲」第一巻についてのレポート①~③』(08年10月19日~21日)
by suiryutei
| 2009-01-24 15:30
| ニュース・評論
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