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映画『ロシュフォールの恋人たち』を観た日の話が続くが、映画が終わったのが午後4時過ぎ。大塚の蕎麦屋[岩舟]の夜の営業は6時からである。 すこし時間がある。どう過ごすか。 映画には、素敵なカフェが登場する。ヒロインの双子姉妹(F・ドルレアックとC・ドヌーヴ)の母親が経営している。母親を演じていたのは名女優ダニエル・ダリューで、この映画を初めて観たとき、高校生だった酔流亭は自分の母くらい年齢の離れたダリューさんにすっかり惚れてしまった(いま検索したら、彼女は1917年生まれ。現在91歳。17年前に死んだ酔流亭の母も同じ年に生まれた)。 町の中心の広場に面して、そのカフェはあり、コーヒーの他に軽食やビールくらいは出す。旅芸人のジョージ・チャキリスも、絵描きの水兵のジャック・ペランも、ここに顔を出す。 日が暮れるまでの時間を、そんなカフェで一杯やっていたいな、と思って、頭に浮かんだのが新宿駅にあるカフェ[ベルク]であった。新宿なら、渋谷から大塚までの通り道だ。 [ベルク]はいつも混んでいる店と承知していたが、4人がけのテーブル席にいた若い女性の一人客がコートやバックを自分の手元に引き寄せて我ら夫婦が座れるスペースを作ってくれた。妻は生ビール、酔流亭は黒ビールを飲む。 前回酔流亭が来たのは、去年暮れ、品川の京品ホテルで「フォーラム色川」の忘年会をやったあとのこと。フォーラムのスタッフたちとここで二次会をやった。カフェにしては珍しく、ビールやワインの他に純米酒も置いてあって、そのとき飲んだのは青森の「豊盃」だった。八戸の蕎麦屋[番丁庵]で知って、すっかり気に入った銘柄だ。 こんなふうに、この店で出すものは一品一品、吟味されている。パンやソーセージは腕利きの職人が[ベルク]のために特別に作っているという。旨いはずだ。 ところが、この店は今、駅ビルからの立ち退きを迫られている。ファッションビルにはふさわしくないという理由だという。店の存続を求める署名用紙が置いてあったので、もちろん署名した。もののわからない人が世の中にはいるものだ。新宿駅の名物となっている名店なのに。
by suiryutei
| 2009-03-22 20:53
| 酒・蕎麦・食関係
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