新人事制度 大阪での報告①~③
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3月24日の日記(『本を失くす』)と対のような今日のタイトルだが、捨てる神あれば拾う神あり、今度は本を、それも大量にいただいた。くださったのは年長の知人・Kさん。去年、永井荷風全集をくださったのも、この方である。 Kさんは府中にお住いだから、空のリュックをしょって受け取りに行った。先月26日のことだ。府中なら、ついでに墓参りもしてこよう。我が家の墓は多磨墓地にある。 昼前に家を出た。途中、神田で途中下車して蕎麦の[まつや]にて腹ごしらえ。ついでにというか何というか、酒も二合ほど飲む。蕎麦はたぬき蕎麦。彼岸過ぎというのに、温蕎麦が欲しくなるような寒い日であった。よく晴れてはいたけれど。「毎年よ彼岸のころが寒いのは」とは正岡子規の句である。 なお、[まつや]は4月7日は臨時休業とのこと。平日(火曜)なので注意されたし。 多磨墓地の桜は、この日の時点で一分か二分咲きといったところであろうか。東京の開花日は21日だったが、そのあとの冷え込みで開き始めの状態のまま冷蔵保存された格好だ。これなら学校の入学式まで桜がもちそう。 墓参りを終え、Kさんとおち合う。背にリュックをしょい、両手に大きな袋を提げていらっしゃる。それが全て酔流亭にくださる本なのである。 駅前の居酒屋に入った。Kさんは二月に手術をされ、そのあとお酒は控えていたから、一緒に飲むのは久しぶりだ。 翌日から数日は昼間の勤務が続き、家には夜、寝に帰るだけだった。そのあとの最初の休日にリュックを開き袋から本を取り出す。百冊を超えるだろう。ハロルド・ラスキ『政治学入門』のような本から五木寛之や水上勉、藤沢周平の小説まで。ドストエフスキイの『カラマーゾフの兄弟』は河出書房版「世界文学全集」の大冊に全編が納められたもの。日本・中国・韓国の三国共同編集による歴史教科書もあるのは、平和運動に携わってきたKさんらしい。 辺見庸『もの食う人びと』には「1994年講談社ノンフィクション賞受賞」という帯(腰巻とも言うのかな)が付いたまま。石川啄木の歌集『一握の砂・呼子と口笛』もある。 妻が喜んだのは高瀬礼文著『そばの本』。1983年文化出版局刊。 こうやって挙げていくとキリがない。 Kさん、ありがとうございます。
by suiryutei
| 2009-04-01 12:37
| 身辺雑記・自然
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