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今年度のノーベル平和賞が獄中の劉暁波氏に贈られることが決まったとき、中国国内では外国からのニュース番組がこれを報じる場面で突然中断された。この突如中断された場面の映像は世界中に流れた。 このまえの日曜の朝、『サンデー・モーニング』という番組(TBS)を視ていたら、同番組でもこの映像を流したあと、司会の関口宏さんが「中国の情報操作」という言い方をした。けれど、あれは中国国内に対する情報遮断であっても「操作」ではないだろう。情報操作というのはまことしやかな言説によって、あるいは画像を自分に都合よく貼りかえることで、事実と別のことを事実であるかにみせてしまう芸当。中国政府がやったことはまことに単純というか粗雑であって、操作というに値しないだろう。 今回のノーベル平和賞をどう考えたらいいだろう。 自らへの批判は、批判者の投獄や情報遮断ではなく言論によって反論するべきだと、多くの人びととともに酔流亭もそう考える。中国において民主主義や人権に多くの問題があるのは間違いない。最近のニュースが報じるところでは、故・毛沢東の秘書や人民日報社の社長だった人たちが言論の自由を求める書簡を最近公開したという。中国の国会にあたる全国人民代表大会にあてたものだ。詳しいことはもうすこし調べないとよくわからないが、内部からの刷新はいずれ避けられないのであり、こうした動きに注目したいと思う。 同時に、ノーベル平和賞がまた相当に政治的なものであることも事実だ。例えば去年の受賞者はオバマ米大統領であったが、ガザにおけるイスラエルの蛮行を支持し、アフガニスタンとイラクで戦争行為を続ける国の指導者に平和の名を冠する賞を得る資格があったかどうか。 前出のTV番組『サンデー・モーニング』でスタジオにいた金子勝・慶応大学教授がオバマ受賞を例にノーベル賞の政治性を指摘しつつ、それに対して中国政府もちゃんとした政治で対しなければと発言していたのはさすがと思った。 なお、情報遮断の中国に比べて、「何でも知ることができる」日本はいいかといえば、それほど単純な話ではないことは天木直人さんのブログが書いている。リンクしておこう。私たちは「情報操作」にひっかからないようにしないといけない。
by suiryutei
| 2010-10-13 16:32
| ニュース・評論
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