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亡くなった竹脇無我さんが千葉県我孫子市の出身であったのを、重体に陥ったと報じるときの新聞記事で知った。我孫子はいま酔流亭が住んでいる町である。 ただ、酔流亭がこの地に越してきたのは1978年。そのころには竹脇さんはもう別のところにお住いであったろう。 この人が青成瓢吉を演じた映画『人生劇場』(加藤泰監督)を観たのは1972年。高校三年の夏休みだった。映画の冒頭で死んでしまう父親役は森繁久弥だったから、まあお馴染みのコンビか。吉良常を演じた田宮二郎の存在感が圧倒的だった。 この映画は、酔流亭が当時住んでいた国分寺市の映画館で観た。熊井啓監督の『忍ぶ川』との二本立て。『忍ぶ川』はその年のキネマ旬報ベストテンの一位を初め各映画賞を独占したけれど、酔流亭には『人生劇場』の印象のほうが強い。・・・ここまでに個人名を挙げた人たちは全て故人。酔流亭の高三の夏は遠くなったなあ。 さて7~8年も前だったか、さる人物とのメールのやりとりの中で、「ヤクザ映画、好きですよ」みたいなことをフト書いたのは、この映画のことが頭にあったからだ。尾崎士郎原作の映画化で文芸作品というジャンル分けもできようが、登場するのは任侠の世界の男たちなのだから、『人生劇場』をヤクザ映画と呼んでもかまわないであろう。 ところが酔流亭が不用意に書いたこの言葉に、相手は猛然と突っ込んできた。それまでとは言葉使いもガラリと変って「ヤクザ映画が好きなのは貴方がヤクザの心を持っているからだ」といったようなことを書き連ねてくる。おいおい、ヤクザなのはどっちだよと、呆れ返った。 その人物としては、単に酔流亭を罵るキッカケを覗っていただけなのだろう。というのは、酔流亭が言ってもいないことを言ったことにしてカラんでくるということが、彼にはその後もあったからである。例えば去年12月29日の記事(『職場でからまれた話』)に登場するのも彼である。コンプレックスだか妬みだか何だか知らないけれど、酔流亭に対する憎悪と敵意のドス黒いような感情が彼の心の中には渦巻いていて、それがときに噴き出すらしいのだ。 竹脇さんの訃報に、あまり愉快ではない体験もついでに思い出してしまった。故人には関係のないことだが。
by suiryutei
| 2011-08-24 10:42
| 映画・TV
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