新人事制度 大阪での報告①~③
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代表的な労働メディアとして知られる『労働情報』から寄稿を依頼された。6月15日付け同誌841号に掲載された文章を転写します。 JP労組全国大会代議員に立候補 JP労組定期全国大会(六月十三日から十五日に東京で開催)の大会代議員選挙開票結果が出て二日後の朝、深夜勤がもうじき終わろうというとき、発着ホームにトラックを着けて降りてきた日本逓送(郵便車部門)の人に声をかけられた。振り向くと、三十年近く前、当時の全逓労組で地区青年部の役員をやっていた頃の役員仲間だ。 「今の組合はひどい。票を入れましたよ」。 旧全逓と全郵政が統合して四年前に発足したJP労組はたしかにひどい。今度の大会議案にしろ「事業の発展を通じて」という言葉がまず踊る。雇用を守るためと称して生産性向上運動に駆り立てようというのだ。 しかし私が立候補を思い立った直接のきっかけは自分が働く支店で四月に起きたパレット転倒事故。重さ百キロを超す鉄製パレットの下敷きになって非正規雇用社員が背骨を圧迫骨折した。この事故のことは各課のミーティングで周知されたが、「扱いに気をつけてください」と繰り返されるだけ。会社の責任には頬被りだ。各課の経理前には「労働災害絶滅宣言」なるものが、それも支店長とJP労組支部長の握手している写真付きで掲出されている。なんと空々しいことか。黙っていられなくなった。そんな思いが募っていたとき全国大会の代議員選挙の公示を目にしたのである。当落は度外視。一週間ある氏名公示期間中に選管承認ビラを通じて声を上げることができるではないか。 改めて大会議案に目を通すと、東日本大震災について復興支援の取り組みを自賛しながら原発にも被曝労働にも触れない。事故現場で作業にあたる労働者の置かれた過酷はもとより、郵便労働者も福島の外務員たちは今も高放射線量の下で被曝しながら配達業務を行っているというのに。 非正規雇用の問題も知らん顔。 賃金制度の一層の能力給化は賃下げと労働強化になるのがミエミエなのに会社と一緒になって進めようとしている。 会社がそうであるだけでなく労組もまた働く者を蔑(ないがし)ろにしているのだ。私は思うところを公示期間中に三種類のビラに書いて発行した。そのウラオモテ合わせて六本の記事は自分のブログ(『酔流亭日乗』http://suyiryutei.exblog.jp/)にもアップ。郵政には『伝送便』という交流誌がある。そのウェブサイトhttp://densobin.ubin-net.jp/index.htmlが公示期間のあいだブログをリンクしてくれたから、全国の仲間に声を伝えることもできた。さて開票結果は定数十二に十三名が立候補して十三位で落選であった。有効投票数五三六四のうち九六三票を獲得した。声を大きくしていく上での足がかりは掴んだと思っている。 ※関連する過去ログとして ☆『ご声援ありがとうございました』(12年5月16日) ☆『ドン・キホーテの弁』(12年6月2日) ☆『大会議案が置きざりにしたもの ~JP労組第五回全国大会にあたって』(12年6月10日)
by suiryutei
| 2012-06-13 09:00
| ニュース・評論
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