新人事制度 大阪での報告①~③
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一昨日の土曜日は、泊り勤務の間に挟まって久しぶりに自宅で過ごせる夜だった。そのあとは昨日も泊り勤務、今夜もこれから出勤だ。 で、その土曜、夕食のとき、まず枝豆でビールを飲む。秋田産のもの。この夏も枝豆をよく食べたなあ。しかし、つれあいが言うに、茹でていて夏の頃より火が通るのに時間がかかると。そろそろ終いだろう。 ビールのあと、もちろん清酒にすすむ。銘は「楯の川」。庄内の酒である。同地ご出身の丸谷才一さんも飲まれたろうか。しかし、そのとき酔流亭はまだ訃報を知らなかった。 夕食を終え風呂に浸かり、さて寝るにはまだ間がある。いや、せっかく家で過ごせる秋の夜だ。すぐ寝たのではもったいない。 自室に籠って、図書館から借りてきた本を開いた。『吉田秀和全集⑯』(白水社)。「芸術随想」という副題がついている。 酔流亭は吉田秀和の熱心な読者ではない。なにしろ音楽のことは全くの門外漢。ただ、朝日新聞に月一度連載されていた『音楽展望』はいつも愉しみにしていた。数年前、夫人を亡くしてからは毎月ではなく、ごくたまの掲載になったが、そのたまに載ったものは何度も読み返したものだ。その土曜日に亡くなられた丸谷才一さんが書いていたように、なにしろ文章がよかったから。 折にふれての随想を集めたものだから、どこから読んでもいい。パッと開くと、音楽と文学との違いについて書き、それからスヴャトラフ・リヒテルのピアノの弾き方について触れている。その論旨はいま紹介しませんよ。酔流亭はこれからもうじき出勤するのですからそんな時間はない。興味のある人は『吉田秀和全集⑯』の275ページをあたってください。『音楽とは…』と題する文章です。 そして、これはそんなこと全然知らなくてまったくの偶然なのだけれど、点けていたFMラジオで『名曲のたのしみ』という番組が始まった。夜10時。NHKFMである。 吉田秀和さんはこの番組の解説者を長く、亡くなる直前まで務めていたのだ。番組は今、吉田さんが残した原稿にもとづいてNHKのアナウンサーによって続けられている。 その夜はシベリウスの曲が紹介されていた。グレン・グールドのピアノが流れる。 ※関連する過去ログとして ☆『吉田秀和の評論をめぐって』(12年10月8日)
by suiryutei
| 2012-10-15 18:50
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