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ここ数日、パソコンの前に座る時間がなかった。新聞もその数日分を今朝になってまとめて読んだ。色んなことが次々起きて(たとえば今日の朝刊は石原慎太郎・東京都知事の辞職→国政に乗り出す意向表明でもちきり)、何日か前きいたとき「これは問題だな」と思ったことが、新聞記事で読もうとしても、もう隅っこに追いやられている。 たとえばパソコン遠隔操作によるあわやの冤罪事件。 はじめ容疑者とされた4人のうちでも19歳の大学生は、横浜市のホームページに小学校襲撃を予告した疑いで神奈川県警に逮捕された。当初は容疑を否認していたのに、一転して「楽しそうな小学生を脅そうと思った」などと供述した、とされた。県警の捜査員が「認めれば少年院に行かなくてすむ」、横浜地検も「否認すれば勾留が長くなる」と、供述を誘導したらしい。少年院に送られる不安から嘘の自白をさせられたのだ。 その嘘の「自白」がかなり具体的ということは、取り調べる側がシナリオを書いたのである。こういうことがいまだに行われているのだ。今回はパソコン遠隔操作という今日的な(?)問題だったためマスコミも注目して大きく取り上げられたけれども、こんな手法による冤罪は、人々の知らないところで他にもたくさん作られているのではないか。 24日の朝刊に小さく、「横浜地検もおわび」という記事が載っている。横浜地検は23日になってようやく、その大学生の保護観察処分の取り消しを家裁に求めたとのことだ。 横浜で冤罪といえば横浜事件を思い出す。戦争中の1942年、雑誌に発表された論文が「共産主義を宣伝するもの」とされ、さらにはその論文の筆者および編集者たちの一泊旅行を「日本共産党再建のための秘密会議」ということに仕立て上げた事件である。論文はたしかに当時の政府の政策に批判的ではあったけれども共産主義の立場に立つものではないし、党再建の会議云々にいたっては警察がシナリオを書いての全くのでっち上げ。しかし激しい拷問でそういう自白を作ってしまった。 その一泊旅行は富山県の泊海岸へだが、取り調べは横浜の特高警察が行ったので横浜事件と呼ばれる。事件の舞台とされた泊海岸の[紋左旅館]に酔流亭は泊まったことがある。三年前の晩秋のこと。 今度の事件ではさすがに拷問はなかった。でも警察・検察の本質は変わっていないようである。 ※関連する過去ログとして ☆『横浜事件端緒の地・泊』(10年6月2日)
by suiryutei
| 2012-10-26 10:11
| ニュース・評論
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