新人事制度 大阪での報告①~③
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2013年も残り数日。今年をふりかえる、といった記事をそろそろ書きましょう。 まずは今年読んだ本のことを。 酔流亭のホームページには『本棚』という欄があって、去年までは毎月の読んだ本をそこに書きとめておいた。ところが、今年からホームページの更新をやめている。ブログに日々の思いを書きとめるだけで精いっぱい、HPの整備まで手がまわらなくなったからだ。 そこで一年の終わりに、今年とくに印象に残った本のみ挙げておこう。 ★『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン 一番は、やはりこれ。この本について書評は5月8日の日記に。読むことになった経緯は12月22日の日記に記してある。 ★『新自由主義』デービッド・ハーベイ 「『ショック・ドクトリン』を読んだなら、これも読んでおいたほうがいいですよ」。『伝送便』の多田野編集委員にそう勧められて、地元の図書館から借りて読む。1970年代なかばに資本主義世界を襲った深刻な経済危機にあたってのケインズ主義の機能不全を与件としつつ新自由主義がいかに台頭していったか。それを知る上で必見の書。 ★『逆流する資本主義』伊藤誠 この本が刊行された1990年といえば、側圧として資本の暴走を抑止していた社会主義が崩壊した時期。新自由主義はこれ以降いよいよ本格化するのである。本書の緻密な分析は、その前史として貴重。 上記三冊は、現代世界を知る上で酔流亭にはじつにためになった。 ★『高校紛争1969-1970』小林哲夫 とくに感銘を受けたという本ではないが、書評記事を書いているので挙げておこう。郵政における労働運動の信頼する同志であるところの池田実さんが登場することが書評を書いた同機であった。 ★『人魚はア・カペラで歌ふ』丸谷才一 著者の訃報を聞く直前に読んだ本。丸谷が生れた1925年というのは、大正14年。15年までしかない大正時代の最後のほうだ。第二次大戦における日本の戦没者約310万人のうち200万から250万人は大正生まれだという。戦争と切っても切り離せない世代。だから反戦や平和への思いは強い。丸谷もそうだった。「文化人が誰も戦争を知らない、という時代がいよいよ近い」という指摘(朝日新聞12/24)にギクリとする。
by suiryutei
| 2012-12-26 10:18
| 文学・書評
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