新人事制度 大阪での報告①~③
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今年の十五夜は今月19日だったから、一昨日21日は十七夜ということになる。 この日は朝一番早い勤務。4時45分に起き、1時間後の5時45分に家を出る。言うまでもなく、その一時間のあいだに洗面し、朝食を摂り、コーヒーを淹れて飲み、お手洗いをすませる。朝刊は一面見出しを眺めるくらい。 今の時季、目を覚ましたときはまだ暗い。それがこの一時間のあいだに陽が出て、家を出るときにはすっかり明るくなっている。 ついこの前まで、すなわち真夏だったときは、この勤務の日は目覚めたときにはもうすっかり明るかった。いっぽう真冬なら家を出るときもまだ真っ暗だ。駅は我が家から東のほうにあるので、ようやく白み出そうとしている方向に向かって歩いて行くことになる。 今年の夏至は6月21日、冬至は12月22日だから、いま9月20日過ぎというのは、ちょうど夏至と冬至の中間点である。 明るくなった空の下、駅のホームに立つと、西に白い月が浮いている。まだほぼ真ん丸。十七夜のしかし夜ではなく早朝の月というのは、十七夜の月のすでにして走りなのであろうか、それとも十六夜の月の名残りか。 日中は8時間みっちり働く。世間では三連休の初日であるけれども、郵便事業の物流に携わっている者には暦は関係ない。むしろ連休初日は普段より忙しいのだ。大口郵便物は休みに入る直前に運び込まれることが多いから、連休の間にそれを始末しなくてはならない。 勤務を終えて帰途、神田に途中下車する。いつものように蕎麦の[まつや]へ。例によって店は客で一杯で、ここでは見ず知らずの客同士、相席が普通だ。席についてサッポロの大瓶を飲んでいると、じき女性の一人客が向かいに座った。この人は熱燗の徳利。その飲み方がじつに様になっている。盃を、天を仰ぐといった感じで空けるのである。キッパリしている。感心していたら、 「もう何十年も前に言葉を交わしたことなかったですか」 思い当ることがある。やはり相席となった若い女性が、そのときはビールを飲んでいたのだが物怖じしない態度が印象的だった。そのときの人である。しかし20数年は前のこと。 だからこの夜の彼女はもう「若い」という形容詞がつく年齢ではない(お互いに)けれど、しかし颯爽としている。いい店には、いい客が居つくのだな(酔流亭はその限りではないです)。 十七夜の月を眺めながら家に帰った。玄関の壁のところに、ヤモリがこの夜は3匹も貼り付いている。梅雨のころヤモリが3匹寄り添っているのを連れ合いが庭で見かけたと言っていたから、そのときの3匹であろうか。一家かな。 我が家のヤモリは、初夏の連休あたりから姿を現し、秋が深まっていくとあまり見かけなくなる。ヤモリというのは冬は冬眠するらしい。 ずっと居ついておくれ。
by suiryutei
| 2013-09-23 09:43
| 身辺雑記・自然
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