新人事制度 大阪での報告①~③
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ことし関東で「春一番」が吹いたのは18日。去年は3月1日だったのだから随分遅い。酔流亭はその日は泊り勤務だった。 日付が替わって19日になっても強い風はおさまらない。ただ、南からの風は北風に替わった。言い訳をすれば、それが酔流亭のしくじりの遠因となった。 そのしくじりというのは・・・。 まだ夜は明けない午前4時過ぎのことである。航空コンテナの出し入れをしていた。札幌行きの航空機に積むコンテナに郵便を満載にして、台車を引いて発着ホームに押し出す。すると外で待機しているフォークリフトがそのコンテナを外の敷地に積む。時間が来れば、トラックがこれを羽田空港へ運んでいくのである。 満載のコンテナを出したあと空になった台車の上に、フォークリフトを操る人が替わりのコンテナ容器を載せてくれる。 そのあとのことだった。 コンテナ容器を中に引きこんで急いでオーバースライダーを閉めようとした。オーバースライダーというのは、つまりシャッター式の扉です。ボタン一つで開閉できる。コンテナの出し入れをするときは開けるわけだが、なにしろその夜は風が強かったから、長く開けていたら寒いし、職場の中にある書類や備品やらが吹き飛ばされかねない。 それで閉めるのを急いだのだが、そのときコンテナ容器はオーバースライダーの内側にまだ完全に引き込まれていなかった。降りてくる扉がコンテナにぶつかってストップしてしまう。電動だから、障害物にぶつかっても降りようとする動力はかかり続けている。ワイヤーで上げ下げする窓のブラインドと同じ原理で、そのワイヤーはたわみ、巻き込む車が空転している。 あとから考えれば、このとき停止スイッチをすぐ押せばよかったのだ。ところが酔流亭は慌てたというより事態を軽く考えていたのである。力まかせにコンテナ容器を内側に引き込んだ。 すると、コンテナという障害物を失ったスチール製の扉が酔流亭の肩にかなりの勢いで落下してきた。ワイヤーはたわんでいたのでストンと落ちてきた。痛い! しりもちをつく。 「大丈夫ですか?」 外でフォークリフトを操作していた人がすぐ駆け寄って声をかけてくれた。 立ちあがってみると、直撃を受けた肩だけでなく、腰やら大腿部も痛い。上からの打撃を身体全体で受け止めたからだろう。ただ、骨がどうこうしたというほどの痛みではない。 オーバースライダーのほうは、やや傾いた状態で停止してしまった。スイッチを押しても動かない。 勤務は午前6時に終了した。8時に帰宅し、つれあいに顛末を話すと、寝る前に肩と腰にサロンパスを貼ってくれた。肩はいくらか腫れていた。 この日は夜また出勤である。オーバースライダーが停止したままだったらおおごとだなと思いつつ、“事故現場”に行ってみると幸い復調していた。扉の傾きを直し、ワイヤーを巻き戻す程度の修復作業で済んだらしい。ただ事故後しばらくは使用できなかったろうから、酔流亭の勤務が終わったあとも作業を続けた同僚たちには申し訳ないことをした。 それから5日たった。 腰の痛みは翌日に、大腿部のほうは二日後には消えた。肩は、触ってみるとまだちょっと痛む。怪我のいうほどのことにはならず済んだようである。ただ、肩ではなく首筋あたりに受けていたら首の骨とか背骨がどうにかなったかもしれない。まあ運が良かったのだろう。
by suiryutei
| 2014-03-24 09:58
| 身辺雑記・自然
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