新人事制度 大阪での報告①~③
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3日前の夜、この日は泊り勤務だったので家で夕食を終え、出勤の支度をしていたときである。 玄関のチャイムが鳴ったから出てみると郵便のバイクが停まっている。夜7時過ぎだ。もちろん、外はもう真っ暗である。 「書留です」 小柄な、若い配達員である。ハンコを持って相対する。 「ツチダ・ヒロキさんですね」 配達員は小さな懐中電灯で封筒の宛名を照らしながら、そう確認する。 「マイナンバーの通知です」 わが家は連れ合いと二人所帯なので 「僕の分だけですか?」 そう尋ねると 「世帯ごとの配達なんです。御家族の分も入ってます」 受けとりにハンコを押して受け取った。 開封すると、たしかに夫婦二人ぶんの「通知カード」が入っている。そのカードに繋がって「個人番号カード交付申請書(兼)電子証明書発行申請書」も付いていた。通知カードと申請書の境目にはキリトリ線が引いてある。 そのあと酔流亭は7時15分ごろ、出勤のため家を出た。さきほどの郵便バイクは我が家の隣の隣のもうひとつ隣の前に停まっていた。マイカードは簡易書留として配達される。一般の信書のようにポストに入れておけばいいのではなく、確実に手渡さなくてはならない。すると、昼間より夜間のほうが受け取り人の在宅率は高いだろう。しかし、あの配達員が配達を終え、局に戻るのは何時になるのだろうか。そうして、受取人が不在で、翌日にまた配達に行かなくてはならない家はどれほどにのぼるだろうか。 マイナンバー通知の誤配が連日のようにニュースになっている。たとえば下に貼り付けるのは昨日の東京新聞の記事。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201511/CK2015111802000182.html 日本郵便に勤務する酔流亭としても無念なことである。しかし、あの通知をもう受け取られた人はご存じでしょうが、宛て名がものすごく小さい字である。夜、暗い中で懐中電灯を照らしながらの作業では誤配だって起きるよ。しかも配達員は連日の長時間の超勤で疲労困憊だろう。 さて、マイナンバーについては、配達の困難とはまた別に、もっと根本的なところで問題がある。そのあたりについて、『蛇行社通信』の6月号から、「無断転載自由」とあるのに甘えて、一部を引用させてもらいます。なお、この通信を配信されている吉田智弥さんは、メールのやりとりだけで、まだお会いしたことはないのだけれど、酔流亭の尊敬する知人である。 「マイナンバー」制というのは、「国民総背番号」制のことである。今年の10月初めにすべての日本国民と定住外国人に対して、12桁の番号を記載した「通知カード」が(世帯分まとめて、簡易書留で)送られてくる。ここまでは否も応もない。(『蛇行社通信』本年6月号から引用)
by suiryutei
| 2015-11-19 10:03
| ニュース・評論
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