新人事制度 大阪での報告①~③
最新の記事
タグ
労働(124)
辺野古(46) 郵便局(43) 文学(31) コロナウイルス(31) 韓国(19) 朝鮮半島(12) 映画(11) NHK朝ドラ(10) ひよっこ(9) 大西巨人(9) なつぞら(8) 神田まつや(8) 労働者文学(8) 神聖喜劇(7) 関西生コン労組(6) 狭山事件(6) ブレイディみかこ(6) ケン・ローチ(6) 蕪水亭(6) 最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
『伝送便』誌今月号の特集は<郵政争議 闘いの春>。 その一つとして書いた記事を転写します。 二月一五日から一九日までの五日間、霞が関にある日本郵政本社前で、郵政六五歳争議の解決を求める座り込み行動が行われた。その模様は、原告団の中心・丹羽良子さんがご自身のフェイスブックで連日報告されている。この行動期間中、一七日は午後、さいたま地裁において「さいたま新都心郵便局過労自死事件」の公判があって、座り込みのあと傍聴・支援に向かったし、一九日は「東京総行動」の一環に繰り込まれていたから丸一日の行動であった。 連日参加された皆さんをさしおいて私などがここに記事を書くのは申し訳ない気がする。私は一七日だけ、それも時間に遅れて少し顔を出した。この日は日本郵政本社前の座り込みは朝八時半から。私は深夜勤の明けだったので、勤務する新東京郵便局を出てJRを乗り継ぎ、新橋駅から霞が関に向かう。途中の京葉線車内で日経新聞が読み捨てられていた。ちょっと開いてみると、総務省が行った労働力人口調査の結果が載っていて、六五歳以上の雇用者は前年比七万人増とある。よくまあうまいタイミングでこういう記事が目に入ったものだ。というのは、後述するが私はマイクを握ったときこの記事を紹介させてもらったのである。 日本郵政本社前ではビラが撒かれ、我が仲間たちが「非正規労働者の使い捨ては許さない!」と書かれた赤い横断幕を持って本社に対峙している。郵政ユニオンの旗、それに昭和シェル労組など支援労組の旗がはためく。雲一つない青空に北風がやや強い。「労働契約法二〇条裁判」原告の浅川さんの堂々たるアジテーションのつぎに私にマイクがまわってきた。要旨つぎのようなことをしゃべる。 新東京郵便局で働いている土田と申します。朝からご苦労様です。私は遅れての参加ですみません。先ほどまで深夜勤をやっておりました。深夜勤は人を殺す勤務です。深夜勤、深夜労働に反対する闘いを作っていきたいところですが、今日の行動のテーマはそれではありません。勤務を終えて、ここに来るまでの電車の中に日経新聞が読み捨てられていました。それに総務省が行った労働力人口の調査結果が載っています。いま私が手に持っているこれです。その記事によりますと、この一年間で六五歳以上の雇用者は七万人増えております。これが世の流れであります。郵政がやっている六五歳一律雇い止めがこうした世の趨勢にいかに反していることか。私は去年六〇歳となり今は継続再雇用の身です。年をとれば働かなくてすむならそれがいい。しかし現実には働かないことには食えないのです。私はJP労組の組合員です。ユニオンの行動にJP労組の人間がマイクを握らせてもらうのは厚かましいような気もするし、これを聴いている会社の人から私の所属労組に通報が行くかもしれません。そんなことは構わないのですけれども・・・。JP労組は機関は腐っているけれど、組合員みんなが腐っているわけではない。良心的組合員はまだたくさんいます・・・いやそう言いたいところだけどもたくさんはいないかもしれない。しかしいないことはない。いま<ゆうせいネット・伝送便>と紹介していただきましたが、『伝送便』という雑誌の読者はユニオンとJP双方にいます。ともに手をとりあっていきましょう。 本社前での行動のあと丹羽さん達はさいたま地裁へと向かった。その模様は本号の別の記事が報告するだろう。「六五歳裁判」の次回公判は四月一八日一三時一五分、東京高裁七一七号法廷。 郵政65歳裁判について、詳しくはこちらを http://www.ne.jp/asahi/post/union/65/
by suiryutei
| 2016-03-02 09:06
| ニュース・評論
|
Comments(4)
Commented
by
ちょう
at 2016-03-03 07:29
x
3月号 10. 11ページに福山局セクハラパワハラ裁判記事が載っている 書いた米今達也氏が[ルポ福山郵便局セクハラパワハラ裁判]梅田出版 556円+税 という本 新書版 をだしたのはご存知のことと思いますねん 本の78ページ 139ページに伝送便誌の紹介がされているのに紙面に載せへんのはなんでですやろ15ページには池田氏の本紹介ありますやん 伝送便運動で世話になっている米今氏切り捨てたんか 残念や
0
Commented
by
suiryutei at 2016-03-03 09:01
ちょうさん、コメントありがとうございます。
米今さんの本、私はまだ目にしていないのですよ。 いずれにしても『伝送便』が触れていないのは編集部の手落ちです。申し訳ない。 切り捨てたということではなく編集の不備です。次回の編集会議ではかりますので、ご海容のほどを。
Commented
by
読者
at 2016-03-28 17:54
x
米今達也氏の『ルポ 福山郵便局 セクハラ・パワハラ裁判』と『ルポ 江田島カキ打ち実習生殺人事件 外国人技能実習制度の闇』(ともに梅田出版から2016年出版)を本屋で手にして読んで見ました。前書では郵便局での労働状況が、JR同様、「民営化」後に悪化し、そのシワ寄せが非正規雇用に及んでおり、その実態があまりに酷いものになっていることが伺えた。後者に関しては書名にある通り、外国人技能実習制度の問題点を浮き彫りにしている。ともに、良書であると思うが、この類の書籍は本当に売れない。本屋(フタバ)にも一冊づつあっただけで、後日、本屋に行っても補充されていなかった。地道に活動されている方々に心から感謝とともにエールを送りたい。
Commented
by
suiryutei at 2016-03-28 21:01
米今さんの本、福山郵便局のほうはようやく手に入りました。米今さんには、もう3年くらい前でしょうか、お目にかかったことがあります。人柄にも感服しております。
|
ファン申請 |
||