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尊敬する知人・牧子嘉丸さんの著書である。3編の小説と1編の評論が収められている。 巻末に置かれた『仮面と微笑』は、あらためて鴎外に迫った評論である。 どれも読みごたえがある。なかで『秋成幻談』は関西弁の語り口の巧みさにも惹かれた。この本の著者は本当に文学が好きなのだ。であればこそ、対象の内面にこのように分け入っていけるのだろう。鴎外、八雲、秋成だけでなく、彼らと交渉のあった多くの人々。たとえば秋成の論敵であった本居宣長から、少年時代に一度だけ電車の中で鴎外を見かけただけの石川淳まで。 著者のような読み方をされれば、文士として冥利であるかと思う。 彼方社から2010年12月に発行。定価2500円+税 http://books.rakuten.co.jp/rb/6869115/ なお著者の最新の評論は『妖怪と暮らした男』と題して、平林たい子に連れ添った小堀甚二を論じる。今月発行されたばかりの雑誌『労働者文学』第79号掲載。読み巧者としての本領がここでも発揮されている。
by suiryutei
| 2016-07-23 09:55
| 文学・書評
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Comments(2)
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