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バサバサッ。 鳩の羽ばたく音がする。外に出てみると、鳩が二羽。番(つがい)であろう。一羽は口に小枝を銜えている。 我が家の庭に柚子の木が一本ある。柚子の木というのは、枝と葉がかなり密集している。鳩は、その密集しているところに飛び入っていく。 巣をかけようとしているのである。 さて、困ったことになった。 故・井伏鱒二なら、観察を続けて随筆を書くかもしれない。彼の、小動物をスケッチした文章は観察と描写のこまやかなこと神品としか言いようがない(たとえば『中込君の雀』)。 けれども我が家の庭は小さいのである。その柚子の木のすぐ近くに物干しがあって、洗濯物を干す。鳩に棲みつかれた場合、糞害ということも考えないわけにはいかない。 ここは、鳩の夫婦にはお引き取りいただくことにした。ただし、手荒なことはやりたくない。 巣はまだ完成していない。作り始めたばかりだ。柚子の樹幹に少し集められ始めた小枝を、高枝刈り鋏で取り除けた。ついでに柚子の枝も少し刈って見通しをよくした。 柚子の枝には鋭い棘がたくさん付いている。鳩は、雀とか燕と比べると図体はずっと大きいのに、密集した葉の中に飛び込むとき、あの棘に当たらないのであろうか。しかし、外敵からは身を守ってくれそうである。 ちょっと気の毒でもあるけれども、番の鳩は、ここでの巣作りを諦めてくれたようである。姿を見なくなった。 人間の生活と抵触しないところに住まいを見つけてくれればいいのだけれど。 なお我が庭の柚子は、今年も実を生らせている。まだ葉っぱと同じ青い色なので見分けがつかなかったのが、鳩がそれに気づかせてくれた。秋が深まるにつれ黄色くなっていくはず。
by suiryutei
| 2016-09-04 08:34
| 身辺雑記・自然
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