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日曜日(29日)に開催された雑誌『労働者文学』No.80合評会(主催・労働者文学会)では、まず黄英治さんの小説『君が代アリラン』について論議が交わされた。 http://rohbun.ciao.jp/page1.html(このHPにはNo.80の紹介はまだされていません) 東京で暮らす在日の夫婦のところに、夏の或る晩、N市(たぶん名古屋?)でミュージシャンとして活動している娘が帰ってくる。 「五枚目のシングルが同地のローカル昼ドラの主題歌に抜擢され」るくらいのところまで、徐々に評価が高まってきた彼女に、秋に開催されるN国際女子マラソンのスタートセレモニーで「君が代」を独唱しないかとオファーが来たというのである。 在日の彼女に「君が代」を唄わせようとすることが、彼女を「同化」させていくための踏み絵であることは言うまでもない。傷つくのは娘だろう。両親は歌わせたくない。娘も親の気持ちはよくわかっている。「君が代」は侵略の歌である。しかし、彼女にも夢がある。それはミュージシャンとして「もっともっとメジャーになって、日本武道館のリサイタルのアンコールでは、バリバリのロックンロールの後に早変わりで、朝鮮学校(ウリハッキョ)の白のチョゴリ、紺のチマの制服になって、アリランを歌うんだ、って、ね。チマチョゴリの制服だけでなく、日本の街なかから消えてしまったチマチョゴリの朝鮮女性が安全に、自由に歩けるようにしたい。だから歌いたい」(『労働者文学』12ページ)。 酔流亭は何度読みかえしてもここのくだりでは涙が出そうになる。しかし、その上で、彼女に「君が代」は歌わせまいとする両親のほうが正しいと思う。 この作品についてはたくさんの人が発言した。それだけ力のある作だからである。酔流亭の意見は少数派であった。「この作品のいいところは結論を出していないところ」という発言があり、これは酔流亭も同感するのだけれど、そうであるだけに結びが「・・いつかあたしが歌う、かもしれない、君が代アリラン!」であるのはどうかなと思うのだ。 しかし、素晴らしい作品であることは誰よりも強く認めているつもり。だから会の始まる前に執筆者の黄英治さんが「今日はこのあとデモに行かれるんですね。ブログで読みましたよ」と言ってくれたのには恐縮した。 参加者の発言を受けての黄さんの発言を聴きたいところだったが、中座しないとデモの出発に間に合わない時間になってしまった。これが心残りである。 合評会が行われた本郷三丁目から地下鉄の丸ノ内線で新宿に向かう。意外と時間がかかった。この路線は銀座とか国会議事堂前を通って新宿駅に通じているのである。これなら御茶ノ水駅まで歩いて中央線快速を使ったほうが早かったな。 新宿アルタ前に着いたのが3時すこし前で、デモが出発する間際。急いで<ゆうせいネット>の旗を出した。ブログ仲間の佐平次さんが気づいて声をかけてくれる。佐平次さんのブログに当日の写真がたくさんUPされているので、貼り付けます。 http://pinhukuro.exblog.jp/25257334/ 歩き出すと前にTさんがいた。郵政ユニオンOBで、つい先日、高江に行って『伝送便』誌にも記事を書いてくださった。デモのあとTさんと連れだって『伝送便』事務所へ。この日、夕方から<旗開き>なのである。 沖縄では辺野古基地に反対する「オール郵政の会」が発足したという。その報告は今日発送する『伝送便』2月号に掲載されている。
by suiryutei
| 2017-01-31 09:23
| ニュース・評論
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Comments(4)
拝啓。日曜日はお疲れ様でした。土田さんの作品も好評でよかったですね。私の方はぱっとせず、「田宮文学をもっと論じるき」とか「庶民なんてそんないいものか」とか挙げ句今まで寝ていた例の御大曰く「庶民的リアリズムなんて聞いたことねえな」(黙って寝てろ!)てな感じでがっかり。田宮作品から労働文学に益するものを何とか引き出そうとする意図・努力など全く理解されなかったですね。全然勉強してないし、ろくなものも書いてないもんね。
それはともかく、土田さんの「五尺の酒」論面白いです。高橋論に反論する批評をぜひR文に書くべきです。では、また。
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saheizi-inokori at 2017-01-31 13:39
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suiryutei at 2017-01-31 20:28
牧子さん、コメントありがとうございます。
合評会、まあ予想されたところでしょうか。ご長老たちはもう・・・。 牧子さんの作品が議論された時間にはいられなくてすみません。とても力のこもった評論だと思います。 気の合った者だけでゆっくり語り合いたいものです。短編を読むでまた合宿やらないかな。
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suiryutei at 2017-01-31 20:32
佐平次さん、本当に公安の数が増えました。暮れにJALの争議支援でJAL本社前に行ったとき感じたのですが、辺野古のときは警備の警官の数が他のときより段違いに多いのです。
でもこの新宿デモから大きな運動が広がっていかないかな・・・。
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