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眉毛なんてものは、髭(ひげ)と違って毎日伸びていくものではないですよね。酔流亭だってそうだ。いや酔流亭の場合は、頭髪がまさにそうなんだけれども身体の毛の生え具合は、頭だって顎だって脛だって、どこも世間の平均よりも薄い、弱々しい。胸毛なんて全く生えていないし。 20代のころは若薄毛がつらくて女性とまともに顔を合わせられなかったくらいだ。 しかるに、これは去年の夏ごろからであろうか、右の眉毛のうちの真ん中あたりの一本が突然変異的に伸び始めたのである。一本だけがじつに元気だ。元気と書くのは、伸びて行って垂れるのではなく、ピンと上に向かって逆立っている。酔流亭は活字を読むときだけメガネを使うのだが、この一本はメガネの上の縁を楽に超えて天に向かっている。昨日、連れ合いに定規で計ってもらったら2.8cmあった(ヒマな夫婦でしょ)。 この一本に何事が起ったのであろうか。不思議だ。 初めのうちは床屋にかかったとき、その一本の突出した丈の分は切ってもらっていたが、切っても切っても伸びてくる。どこまで行くか見てみたい気になってきた。 で、先月、床屋さんに 「切りますか?」 そう訊かれたとき 「面白いからそのままにしておいてください」
白毛の長い眉毛は長寿の兆しなんて言われますね。社会党(もう社民党に改名していたかな)の委員長だった村山富市さんなんかそうだ。 が、酔流亭のあの一本は黒々としている。 それにしても齢60を過ぎると身体に色々な変異が起きてくるようだ。この程度なら面白いですませられるからいいけれど。
by suiryutei
| 2017-02-14 08:31
| 身辺雑記・自然
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Comments(2)
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