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夜中の2時過ぎ、強い風と雨の音で目を覚ました。TVのある部屋に降りて行ってスイッチを入れる。台風は能登半島の付け根あたりだ。それからなかなか眠れず、4時ごろからまたウトウトしただろうか。そうしてつぎに目を覚ましたのは6時過ぎ。外は明るくなりだして、雨はもう止んでいた。 列島のあちこちに傷跡を残して、台風18号は今(午前9時ごろ)、北海道に達したころである。時速85キロというから、かなりのスピードになっている。 関東にはまだ台風は遠かった一昨日の午前、上野公園の不忍池畔を歩きながら空を見上げると、ツバメが飛んでいるのが見える。9月の半ばともなれば、もうとっくに南の方に飛び去っているものと思っていたので意外だった。しかもかなり高いところを飛んでいる。初夏によく見かけたときは、もっと低いところを飛んでいた。なにせヒナに与える餌を運ばなければならないのだから。 思うに、子育ても終え、そろそろ南に飛び立とうとして、しかし南から台風が迫ってきたので出発をしばし見合わせる、そういうことだったのではなかろうか。 足元を見ると、彼岸花がいつのまにか咲いている。上野公園の、湯島のほうの出入り口に密集して咲いているところがある。毎年そうで、今年も赤いのと白いの両方、今が盛りだ。白い彼岸花はどこでも見られるわけではない。 ・・・夜中の強い雨にうたれてダメになってはいないだろうなあ。 台風一過で今日の関東地方は30℃を超す真夏日となりそうだ。とはいえ、彼岸花が咲いてしまっては夏はもう終わったと観念するほかない。一昨日みた居残りツバメたちも南方に飛び去るだろう。
by suiryutei
| 2017-09-18 09:08
| 身辺雑記・自然
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