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靖国神社にA級戦犯がまつられていることについて、国会で小泉総理が「罪を憎んで人を憎まず」と答弁したのは、いくらなんでもひどいなと思っていたら、さすがに今朝の『朝日』が社説でこれを取り上げた。 「・・・『罪を憎んで人を憎まず』は、被害を受けた側が加害者をゆるす時に使う言葉だろう。あまりにも思慮を欠いた発言だ」。こうたしなめているのは、まあ妥当なところだろう。 それにしても、小泉総理が罪だけ憎んで人を憎んではいけないと本心から考えているのであれば、たとえば小学校に押し入って多数の児童を殺した殺人犯に死刑が執行されたとき、なぜ反対しなかったのだろう。罪と人とは別ならば、全国の刑務所に収容されている犯罪者たちはただちに釈放されなければならないのではないか。ところが、小泉総理が死刑制度に対して反対意見を持っているという話さえ、聞いたことが無い。 実際には、罪と、それを犯した人間とを、まったく別のものとして切り離すのは、不可能である。主体的意思をもってその行為を行ったという責任だけは、どうしても残るのだから。罪だけ憎んで人は憎まないとしても、その人はなんらかのけじめを求められることは避けられない。 「内政干渉」どころか、日本はかつて中国・韓国に軍靴で踏み込んだのであり、靖国神社はそれを「聖戦」だとしている。踏み込まれた側がこれに不信と不快を感じるのは当たり前すぎるくらい当たり前のこと。孔子の名を持ち出して切り返したつもりになっている小泉総理の幼稚さは目を覆うが、それを「ああ、またか」くらいに受け入れてしまっている世の中の流れが一番こわい。
by suiryutei
| 2005-05-18 11:14
| ニュース・評論
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Comments(2)
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chaotzu at 2005-05-19 22:09
個人が靖国神社に参拝することはもちろん自由なんでしょうが、日本国総理大臣として、すなわち国民の代表面して行くとなれば、不愉快ですね。頼みもしておりません。
外国がどうみているかよりも、まずは国民一般が靖国神社の参拝についてどうみているか、日本人の多数に得心のいく説明をしてほしいものです。「死ねばみな仏さま」とかご指摘の「罪を憎んで人を憎まず」ではあまりに乱暴ですし、戦争の犠牲者に失礼です。 靖国はなにより国内問題だと思っています。
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suiryutei at 2005-05-20 13:46
「靖国はなにより国内問題」。まったく同感です。
参拝を批判する論調も、「外交がまずくなるから・・・」としか言わない場合が多いことが気になっていました。これでは、子供を叱るときに「よその人に怒られるから・・」としか言わない親のようなもの。それがなぜいけないのかを、自分の問題として考えたいものです。
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