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千葉県佐倉市にある[歴史民俗博物館]に行ってきた。いま【1968年】という企画展示をやっているからである。「行ってみませんか」と、墨田のカッパさんが前から誘ってくださっていたのが、展示終了(12月10日まで)間際に実現した。しかも折よく、友人のSさんが一週間ほど前、招待券を譲ってくださった。 墨田のカッパさんが我が家の近くまで車で迎えに来てくださり、成田街道(国道356号線)を進んで一時間ほどで博物館に到着した。 https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html 食後は常設展示のほうも見た。じつは、これがよかったのである。民衆史の視点が出されているし、近現代のところではアジアに対する日本の加害性にも目を背けてはいない。こうしたスタンスが出されるにあたっては、初代館長だった故・井上光貞や、井上に協力を求められた色川大吉さん(どちらも日本史研究者)たちの尽力があったらしい。官僚と闘いつつのそのあたりの経過については色川さんの自分史最終編『昭和へのレクイエム』(2010年 岩波書店)にかなり詳しい。今朝、本棚から引っぱり出して読んでみた。 https://www.rekihaku.ac.jp/
by suiryutei
| 2017-12-09 09:38
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