新人事制度 大阪での報告①~③
最新の記事
タグ
労働(124)
辺野古(46) 郵便局(43) 文学(31) コロナウイルス(31) 韓国(19) 朝鮮半島(12) 映画(11) NHK朝ドラ(10) ひよっこ(9) 大西巨人(9) なつぞら(8) 神田まつや(8) 労働者文学(8) 神聖喜劇(7) 関西生コン労組(6) 狭山事件(6) ブレイディみかこ(6) ケン・ローチ(6) 蕪水亭(6) 最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
昨日は東京高裁に行った。増田都子さんたち[都教委を訴える会]の裁判の傍聴。この裁判は、教育委員会の会合にいちいちハイヤーで送迎があるのは公費の濫用ではないか(公共交通機関とは言わないまでも普通のタクシー使用でもハイヤーよりずっと安上がり)を問うもの。そのこととは別に驚いたのは、これは法廷に入る前に増田さんから聞いたことだが、都教委が作成した『チーム学校の在り方検討委員会報告』という文書に「我が国の学校は、明治期の学生発布以来の民主的かつ平等の名の下に」云々という記述があるということだ。 日本の学校が明治以来「民主的かつ平等」でやってきたというのは、どう考えたって事実と違うのではないか。そこで増田さんや高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授、杉並区在住)は、その箇所を「1947年教育基本法制定以来の民主的かつ平等の名の下に」と書きかえるよう請願するということである。酔流亭も請願人に連ならせてもらうことにした。 それから弁護士の大口昭彦さんを初めて近くで見た。かつての早大全共闘議長。学生活動家同士の対立で重傷を負って早稲田を去り、のち京都大学で学びなおして弁護士になって、今日でも反権力の弁護活動を続けている。先週、墨田のカッパさんと一緒に佐倉の歴史民俗博物館で【1968年】という企画展示を見てきたことは9日のブログに書いた。その1968年の残党というか生き証人みたいな人だろう。たしかに闘士らしい風貌である。 http://suyiryutei.exblog.jp/27838001/ 高裁を出てから地下鉄で本郷へ。HOWS(本郷文化フォーラムワーカーズスクール)に顔を出したとき、沖縄で小学校の校庭に米軍ヘリコプターから7.7㎏もの重量がある窓が落下したというニュースを聞いた。米軍普天間飛行場に隣接する小学校である。そのとき校庭には体育の授業中の子どもたち計60人がいて、窓が地面に落ちたとき撥ねた小石のようなものが4年生の男の子の左腕に当たったという。幸い怪我には至らなかったとのことだが、7.7㎏の物体である。場合によってはどんな惨事になっていたか。 本郷から神田へ歩く。神田明神と湯島聖堂の間を抜ける広い道路(国道17号線)の銀杏が黄色に染まって、盛んに葉を散らしている。蕎麦の[まつや]で熱もり蕎麦。普通のもり蕎麦は冷たいが、これは蕎麦もつゆも熱々なのだ。こういうのを食べたい季節である。なお[まつや]で冬至の前後数日だけ出す柚子きり蕎麦は、今年は19日から23日までだそう。 http://www.kanda-matsuya.jp/ この日、カバンの中には同人誌『トルソー』第2号を入れておいた。電車での移動のとき車内で読む。小特集が松本清張であり、彼の芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝』について2009年にHOWSで行なわれた読書会の記録も収録されている。HOWSでは立野正裕さん(元明治大学文学部教授)をチューターとして短編小説を読む講座がずっと続いていて、その一つである。 酔流亭は清張に対しては食わず嫌いみたいなところがあった。小説の上手な書き手が史実を扱うとき、厳密な考証よりストーリーテリングのほうに引っ張られてしまう危うさはないだろうか、などと読んでもいないのに危惧してしまうのである。清張に厳しい人の書いたものを先に読んでしまったための偏見かもしれない。 http://suyiryutei.exblog.jp/4270527/
by suiryutei
| 2017-12-14 10:30
| 身辺雑記・自然
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||