新人事制度 大阪での報告①~③
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今朝は寝坊をしてしまって、朝刊もまだ読みかけなのだが、その真ん中あたりに来たところで、こんな紙面を目にした。新聞(『朝日』)のその先のページに進むのは後回しにしてメモを書きつけよう。 インタビューを受けている斉藤幸平・大阪市立大学准教授は1987年生まれというから、まだ30代初めだ。 ・・・資本主義そのものが問題である、ということなのです。かつてマルクスが警告していたことです。 気候変動や格差の原因は資本主義そのものにある、とはマルクス派はかねてから口をすっぱくして主張してきたことである。ところが、化石がまた古い歌をうたってらあとばかり聞き流されてきた。そうして、聞き流されているうち、言ってきたほうも何か口ごもるようになってしまった・・・。外国のことは知らず日本の事情はそうではないだろうか。このインタビュー記事は、そんな状況がいくらかは変わっていきそうな兆しなのであろうか。 斉藤さんは変化の萌芽としてグリーン・ニューディールを挙げる。大恐慌後にルーズヴェルトが採ったニューディールが資本主義の枠内での改良であったことを鑑みると、グリーン・ニューディールをあんまり過大視しては「原因は資本主義そのものにある」という分析と解決策とがややずれてしまわないかという気がしないでもない。本家ニューディールを過大評価して解党への道を進みかけたかつてのアメリカ共産党の轍を踏むことになりはしないか、といくらか危惧するが、インタビュー記事を一本読んだだけであれこれ言うのはそそっかしいとの誹りを免れないでしょうね。ここは、この若い研究者のこれからの発言を注視していきたい。 ・・日本には、『政治主義』とでも言える強固な考え方が根付いているためではないでしょうか。選挙を通じてしか、社会は変えられない、と。ただ、社会運動によって政治や経済を変えることもまた民主主義なのです。 この発言には酔流亭は全く賛成する。 <れいわ>に象徴される反緊縮の流れ(斉藤さんは反緊縮運動にはいくらか距離を置いているようだが)なども含めて、停滞ひさしい日本の社会運動にも変化の芽が出てきていると、そう考えたいところだ。 ※インタビュー記事の中にマイケル・ハートの名も出てくる。ハートとアントニオ・ネグリの共著『コモンウエルス』についての書評が過去ログにあるので貼り付けておきます。
by suiryutei
| 2019-10-30 09:24
| ニュース・評論
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Comments(2)
Commented
by
saheizi-inokori at 2019-10-30 10:27
この記事、いま私も読み始めたところです。
身の丈解散とツイッターでツイートしまくっていましたが、 もう少し根っこのところを考えないと駄目かもしれないと思います。
1
Commented
by
suiryutei at 2019-11-06 22:12
佐平次さん、コメント見落としていました。いま連れに言われて気づきました。ご容赦を!
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