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昨日は夏至。一年でいちばん日が長い一日であった。酔流亭は勤務が休みだったから、ノンビリ過ごすことができた。 朝食のあと部屋でFMラジオを点けると、NHKの音楽番組に音楽ジャーナリストの竹村淳氏がゲスト出演している。酔流亭はこの人の顔も存じ上げないのだが、今年春まで毎週火曜日夕方に放送されていた「中南米音楽の時間」(やはりNHKFM)での彼の語りのファンであった。以前はなんとなく軽んじていたタンゴの魅力を知ったのはこの人のおかげである。昨日の番組でも竹村氏の紹介でアルゼンチンの音楽が何曲か流れた。 夕方、家を出る。友人の三鷹の歯科医のところへ。 中央線の三鷹駅というのは、玉川上水が流れる上に駅舎がある。太宰治が入水自殺したのは、駅からすぐ近くだ。約束した診療時間まですこし間があったので、上水沿いの道を歩いてみた。あじさいがきれい。中央線を下っていくと、吉祥寺を過ぎるあたりから緑が濃くなっていくのが、今の季節は一段とよくわかる。武蔵野って、いいね。 治療がすむと、友人を誘って、また国分寺の[義蕎]へ。この店は酒肴が豊富だから、二週続けても飽きるということはない。国分寺周辺に住む人がうらやましい。で、先週は天ぷら中心でいったので、この夜は太刀魚とくじらの刺身を造ってもらう。酒はやはり「鍋島」。友人は焼酎をロックで飲んだ。ここは焼酎もいのを置いている。 [義蕎]の女将さんはとても可愛らしい方だが、3人の子を持つ母親である。一番下の子は一昨年の暮れに生まれたから、いま一歳半になる。 「もう乳離れはしたの」 「ええ、ちょうど一歳になったときに」 「オレなんか、ずいぶんあとまで母親のおっぱい追いかけていたような気がするなあ。男の子 は甘えん坊なんだよな」 「あら、今でも奥様に甘えていらっしゃるじゃないですか」 言われてギャフン。
by suiryutei
| 2005-06-22 10:57
| 身辺雑記・自然
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