新人事制度 大阪での報告①~③
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今日も暑かったけれど、空の色がなんだか今までと違う。透明感があるのだ。秋の気配がいくらか混じってきたか。心なし空気も爽やかに感じる。 泊り勤務が終わってから、神田の蕎麦屋[まつや]に久しぶりに行った。白い暖簾をくぐって、蒲鉾を酒肴にまずはビールの小瓶を一本。 この暑い真昼だというのに、燗をした酒が飲みたくなった。いま朝日新聞朝刊に『花はさくら木』という時代小説が連載されているのだが、その昨日の回の挿絵は、紀州の侍(わけあって町人の格好をしている)が、真夏に京都の一杯飲み屋で、団扇を手に燗酒を飲んでいる図。この挿絵を描いているのは南伸坊さん(小説の作者は辻原登さん)。 で、その画を見たら、自分も夏の燗酒というのをむしょうにやりたくなったのである。どうも我ながら単純かつ人に影響されやすい性格で困ったものだ。 なお、この小説の筋立てのほうは、面白いのかつまらないのか、まだ展開がよくみえないので、いつも飛ばし読みである。いや、飛ばし読みだから展開がみえてこないのかな? まあそれはどっちでもいいや、とにかく酒。話の中に、田沼意次なんかの他に、与謝蕪村や炭太祇がちらちら登場する。 その[まつや]の、真夏かつ真昼の燗酒が、じつに美味しかったのである。家では夏はいつも酒は冷やして飲んでいるから、かえって新鮮だったのかな。もう一本追加しようか、ずいぶん悩んだのだけれど、あまり酔って炎天の都心を歩いては、ひっくりかえっちゃうかもしれないぞ、昨夜は寝てないんだからな、という理性が最後は勝ちを収め、一本だけで我慢した。 〆は、夏のあいだだけ品書きに載るひやそうめん。大きな玉子豆腐と煮しいたけが浮いているので、これもいい肴になる。蕎麦と違って、そうめんなら伸びないから、慌てて手繰らなくったっていい。
by suiryutei
| 2005-08-17 16:59
| 酒・蕎麦・食関係
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