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昨夜は、読書会を一緒にやっている友人たちと池袋で飲んだ。例によって、帰宅は深夜になり、日記は書けずじまい。で、今朝、出勤前に大急ぎで・・・。 駅前の[ブロント]で生ビールを少し飲んでから、[ふるさと]という居酒屋に場を変えた。池袋の居酒屋も大きなビルの中に入った小奇麗な店が増えたが、この店は一時代前の居酒屋の雰囲気を残す。煤けた天井、ビールのコップで出される冷酒・・・。こういうの、好きです。 博多もつ鍋を売り物にしているようなので、それをたのむ。何年か前に一時ブームになったと記憶するけれど、酔流亭はじつは昨夜はじめて食べた。 鍋に白菜、ニラ(たっぷり)、モツ(すこし固かった)が入っていて、それに薄く切ったニンニク、刻んだトウガラシ。具を食べ終わるとラーメンみたいな麺が運ばれてくる。それも鍋で煮る。美味しいものですねぇ。体もあったまるし。 韓国には行ったことがないからよくは知らないけれど、これはあちらの料理にかなり近いのではないだろうか。考えてみれば、博多からなら、京都や東京よりも朝鮮半島の沿岸のほうが距離は近い。間に海があるといっても、鉄道も自動車も無かった時代は、季節の風にのって舟で海峡を行き来するほうが陸地を行くよりずっとスピーディだったろう。たまに遭難の危険があったにせよ。 日本列島の上でだけ独自の歴史や文化が形成されてきたと、われわれはつい思いがちだけれども、中国大陸ことに朝鮮半島、さらに南洋の島々とも、われわれの祖先は多彩な交流をしてきたはずだ。 そういえば、山手線新大久保の駅で、ホームに落ちた日本人を救おうとして韓国人留学生が自分の命を犠牲にしてから、一昨日で5年がたつ(このとき命を落とした二人のうちの一人)。
by suiryutei
| 2006-03-03 07:23
| 酒・蕎麦・食関係
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