新人事制度 大阪での報告①~③
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今年の桜は、長くもっている。 東京で開花宣言が出たのは先月21日。この春退職した人の送別会が26日に両国のホテルであったとき、江戸東京博物館横の桜並木が見頃になっているなと思った。その日からでも、もう10日以上たつ。満開になれば、普通は一週間もすれば散ってしまうものだろう。 開花が早かった分、そのあとで寒さの揺れ戻りがあり、花冷えが続いたからだ。しかし、風が強く吹いた日だって何日もあったのである。首都圏では電車のダイヤが乱れるほど強く吹いたこともあった。「花ニ嵐ノタトエモアルサ、サヨナラダケガ人生ダ」であって、そんな日には、これで今年の桜はもう終わりだな、と思ったものだ。それでも、桜はまだ散ってはいない。 あれは今週の月曜であったか。勤務が夜7時半に終わり、酔流亭は職場の前にあるバス停で帰りのバスを待っていた。この日も、北風が強い。 バス停のところに、桜が何本かある。バスが来るまでの数分間、ずっとその桜を見上げていた。この風だ。花びらがどんどん散って花吹雪状態になるかと思われた。ところが、そうでもないのである。風に枝がそよぎながら、しかし花はしっかりその枝から離れない。ああ、旅人にマントを脱がせるのが北風ではなく太陽なのと同様、花を散らせるのも風ではなく太陽(陽気)なのだなと、そのとき気付いた。こんなこと、わかりきったことであるかもしれぬ。しかし、酔流亭にとっては発見であり驚きであり、ちょっと感動することであった。花って健気だね。 今日も気温が低くて、桜はまだしばらく楽しめそう。下の写真は柏市の「あけぼの山公園」。4月4日、花まきさん撮影。
by suiryutei
| 2006-04-07 09:27
| 身辺雑記・自然
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Comments(4)
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naomu-cyo at 2006-04-08 22:18
「花を散らせるのも風ではなく太陽(陽気)」・・・なるほど!陽気が「そろそろ散り時ですよ」とささやくわけですね、桜に!
今年は初めて桜を撮る仕事をもらいました。おかげでずいぶんいい気分で撮影しました、もちろん酒にではなく花に酔ったわけですが(笑)。
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すうら
at 2006-04-09 01:22
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「~~~、サヨナラダケガ人生ダ」ってどなたの
お言葉なのでしょうか? 太陽、陽気、明るさの大切さ、じ~んと伝わってきます。 今の殺伐とした時に、心に染みます。 今日の日記はいつもと違って、さりげなくカッコいいと 思ってしまうのは、私だけでしょうか?
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suiryutei at 2006-04-09 17:09
むーちょさんの撮った桜、是非見たい!
昨日は昼間に雷が鳴って、また強い風も吹いたようです。桜も、さすがにそろそろ終わりでしょうか。今朝、今年初めてツバメが飛ぶのを見ました。
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suiryutei at 2006-04-09 17:19
すうらさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
あの言葉は、故・井伏鱒二が漢詩を訳したものの一部です。于武陵という人の『勧酒』と題する詩です。以下、原文および井伏による意訳です。 勧 君 金 屈 扈 満 酌 不 須 辞 花 発 多 風 雨 人 生 足 別 離 コノサカズキヲ受ケテオクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ
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