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で、そのビデオが終わった頃に玄関のチャイムが鳴って宅配便が届いた。インターネットで妻が注文してくれた絵本、『非暴力で平和をもとめる人たち』(文・目良誠二郎、絵・石井勉)である。大月書店から出ている「平和と戦争の絵本」全6巻のうちの一冊。 題名にあるとおり、非暴力で戦争に反対した人たちのことが紹介されている。その中に「3・1独立運動を支持した日本人」という一項があって、柳宗悦と石橋湛山のことが書かれている。 「日本では、朝鮮人が暴動をおこしたと報道しました。ひどい弾圧なのに、だれも批判しません。ついに柳宗悦という、美術を研究する30歳の若い学者が声をあげました。『朝鮮人を想う』という文章を、新聞に発表したのです。柳さんは、名もない職人がつくった朝鮮の工芸品の美しさに感動して、その研究にうちこんでいました。柳さんは、武力でいくらおさえつけても、うまれるのはうらみや反抗、憎しみであって、独立が朝鮮の理想となるのは当然だと書き、日本が正しい人の道を歩んでいないという反省をはっきりとのべたのです。・・・」 酔流亭は石橋湛山のファンであって、湛山のことはこの日記でも何度か書いてきたが、柳宗悦については、彼が朝鮮の工芸品を愛したことは聞いていたけれども、こういう意見をはっきり述べていたことは知らなかった。さきほど視たビデオも、それには触れていない。 この本に紹介されている人たち全てがそうだが、こういう先人がいたことは我々を力づけてくれる。 我が町・我孫子に、柳宗悦は大正時代、しばらく住んでいた。ちょっと誇らしい。こんど散歩がてら旧宅のあったあたりに出かけてみようか。
by suiryutei
| 2006-06-03 23:57
| 文学・書評
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Comments(16)
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めら
at 2006-06-04 00:34
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酔流亭さん
そうですね、我孫子は柳が志賀直哉やバーナード・リーチと一緒に理想を持って住んでいたところですよ。 いつか柳の旧居などを案内してください。ぜひ。 花まきさんに続き、ありがとうございます。 元はといえば、すべては酔流亭さんと知り合えたことから始まったのでしたね。 感謝あるのみです。
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suiryutei at 2006-06-04 09:14
めらさん、おはようございます。素晴らしい本をありがとうございます。
我孫子市内に面白い蕎麦屋を発見しましたので(昨夜はそこで夢八さん達と飲んでいました)、柳の旧宅を訪ねたあと、そこでオフ会なんて企画もいいですね。
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saheizi-inokori at 2006-06-04 12:40
賛成!
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naomu-cyo at 2006-06-05 03:00
お久しぶりです。
先日毎日新聞のスポーツ欄で「ナチスとサッカー」の連載をやってました。サッカー関係者の中でも党員になった人はたくさんあったそうですが、そういう社会情勢にあって断固ナチスに荷担しなかったチームがあったそうです。荷担してたとしてもそのことを一概に責めきれない時代だったと思います。その中にあって拒否の姿勢を貫いたこと、それはほんとに勇気ある行動だと感心しました。柳さんの発言でその記事のことを思い出しました。いつの時代にもどの国にもこういう方はちゃんといるのですね。
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suiryutei at 2006-06-05 09:53
佐平次さん、おはようございます。
オフ会に予定しているお店は何軒もひしめいていますから、秋が深まった頃、どうでしょう。ウォーキングがてら。
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suiryutei at 2006-06-05 09:56
むーちょさん、おはようございます。
ああ、そういうサッカー・チームが・・・。本当に、いつの時代にも、そういう人たちはいるのですね。勇気づけられます。 ドイツでのワールド・カップ、いよいよ始まりますね。
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hanamaki3 at 2006-06-06 10:10
夢八さん、「妙な男」だなんてとんでもない!
昨日はシャツのことしか書かなかったけど、夢八さんご本人も大変素敵なかたですよん~。写真からでも伝わってきます。 酔流亭からいつも「我孫子は昔は北の鎌倉と言われていたんだよ」って。でも、今は面影があまり残ってないですよね。でもまたいつか。
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suiryutei at 2006-06-06 16:06
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suiryutei at 2006-06-06 16:09
花まきさん、我が町でカエルの鳴声が復活したことが最近、新聞記事になりました。まあ、そういう土地でございます。
酔流亭さん
アメリカで現役の中尉が始めてイラク侵略戦争に抗議して、イラク派遣命令を拒否しました。しかも、日系の27歳の青年です。 拙い歌を詠みましたので、TBさせていただきました。 <非暴力による平和をめざす>画期になるかもしれませんね。
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suiryutei at 2006-06-10 20:58
髭彦さん、トラックバックありがとうございます。
勇気ある声明に、力づけられるというか、オマエももっと頑張れと叱咤されます。このニュースは私の周囲にも伝えます。
散文を書けなくなって久しいのですが、酔流亭さんの爪の垢を煎じて何とかWatada中尉のことを書いてみました。
TBさせていただきますので、ご覧いただければ幸いです。 いろいろとありがとうございます。
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suiryutei at 2006-06-11 19:10
髭彦さん、こんばんは。TBしてくださった文章に全面的に賛成です。アーレン・ワタダ中尉の勇敢な声明に、私も「憲法愛国主義」という言葉が頭に浮かびました。
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いわての佐藤
at 2006-06-13 21:52
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酔流亭さん 大変ご無沙汰してました。脳髄に直接の刺激をもらうニュースでした。マスコミでは中々得られませんね。お知らせありがとうございました。
アメリカで現役の中尉が初めてイラク侵略戦争に抗議して、イラク派遣命令を拒否、しかも、日系の27歳の青年とは! いろいろな時代や場面で勇気ある行動をとる・・・その一人でありたいです。
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suiryutei at 2006-06-14 10:15
佐藤さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
新聞やTVではほとんど報道されていないみたいですが、素晴らしいニュースですね。私も「その一人でありたい」と思います。 この日の日記で写真をUPした『非暴力で平和をもとめる人たち』も素晴らしい本です。機会あれば読んでみてください。インターネットで手に入ります。子供でも読める絵本なので図書館に置くようにしてもらうのがいいと思うのですが。 岩手の山は、そろそろ初夏の装いでしょうか。
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