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今日、6月23日は『沖縄慰霊の日』である。61年前のこの日、沖縄の日本軍最高司令官は自刃し、沖縄での組織的戦闘は終結した。 80日余りの戦闘で、この小さな島々に打ち込まれた艦砲弾は60万発、地上砲弾17万発。亡くなった人は20万人を超える。本土からの兵士より住民の犠牲のほうが多かった。それが沖縄戦の特徴である。 しかも、悲劇はこの日以降、さらに続く。組織的戦闘は終結しても、山中に逃げた日本兵の抵抗はくり返され、そうした戦場を逃げまどう住民は「集団自決」に追い込まれた。敵に降伏してはならぬと言い聞かされていたので、住民たちは親子や兄弟や夫婦同士が、愛する者の命を断ったのだ。 どうして投降しなかったか。今朝の朝日朝刊『社説』は、集団自決の事実を調べてきた宮城晴美さん(座間味島生まれ、56歳)の言葉を紹介している。宮城さんも身内に犠牲者がいる。 「皇民化教育は国のために死を惜しまないことを教えた。集団自決は敵を目前にした住民の必然的な行為で、国に死を強いられた」。 靖国神社に総理大臣が参拝するのを支持する人たちは、「戦死者を国が顕彰しないで、誰が国のために命を奉げるか」と語るけれど、国のために命を奉げるとは、沖縄戦のような悲惨を言うのではないだろうか。そんなことがまたくりかえされてはならないだろう。 酔流亭もそうだが、戦争を知らない世代が戦争について語ることはむづかしい。自分自身が体験したことではないからだ。何を言っても「受け売り」になってしまう。今日ここまで書いてきたことにしたって、新聞記事のツギハギだ。そこで、どうせ本当のことはわからないのだから、考えずにおこうということになりかねない。そうして、戦争を知る世代が高齢化し、世を去っていくにつれ、体験は風化していく。 それが怖いと思う。何が行われたのかに耳を傾け続けていきたいと思う。
by suiryutei
| 2006-06-23 11:08
| ニュース・評論
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Comments(10)
こんにちは。TBありがとうございます。
沖縄戦の悲劇は「一般住民が国のために命を捧げた」ことのみならず、 軍の盾として死に追いやられたこともあるかと思います。 私が「国は決して国民を守ってはくれない」と考えるに至ったのは 沖縄戦でも、満州でも、多くの人々が見捨てられたからです。 靖国神社はそういう、いわば「国に命を奪われた」人達を どう顕彰しているのでしょうね。 ・・・とまぁ、これもみんな新聞や本からの受け売りにすぎませんが。 今後ともよろしくおねがいします。 ところで以前、TBかコメントでご縁ありませんでしたか? 「酔流亭日乗」という名に、何となくですが記憶が・・・。
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saheizi-inokori at 2006-06-23 22:41
先日、友人と飲んでいて「靖国参拝を頑張る小泉は偉い」というので場所がらも考えず、かっとなって声を荒げてしまいました。彼の論拠は、単に中国のイイナリになるな。一応有名大学卒です。沖縄で亡くなった人が聞いたらどう思うか!ここで興奮してもしょうがないですね。
沖縄の戦止む日にアメリカでWatada中尉の戦拒めり
6月23日(アメリカでは22日)、ついにWatada中尉の部隊に出動命令が出され、中尉は同行を拒否し、フォート・ルイス基地に拘禁されています。
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suiryutei at 2006-06-24 09:29
風屋さん、さっそくお越しくださり、ありがとうございます。
半月ほど前でしょうか。NHKが沖縄の米軍基地をテーマに、スタジオに視聴者を招いて討論番組を企画したのを視ました。沖縄からも参加者がいましたが、沖縄の体験が伝わらない、思いが本土に届かないことへの沖縄のもどかしさが感じられました。 まず事実に相対することから始めなければ、と思いました。 貴ブログへのTBやコメントは今回が初めてだと思うのですが・・・。 ともあれ、これからよろしくおねがいします。
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suiryutei at 2006-06-24 09:33
佐平次さん、おはようございます。
キッとなった佐平次さんの表情が眼に浮かぶようです。 小泉氏がズルく話をそういう方向にすりかえようとしていますが、靖国は対中国・韓国の問題である前に私たち自身の問題であるはず。
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suiryutei at 2006-06-24 09:38
髭彦さん、おはようございます。
何らかの支援ができないものでしょうか。まず、彼の存在をもっと皆に知らせないといけないのでしょうね。ちょっと回りの人に話してみたのですが、まだほとんど知られていないようです。
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gazyu-tan at 2006-06-24 09:58
おはさま!
お空はこんなにご機嫌良くキラキラしとるんに。 悲しい思い出に泣いとるひとがおるんて・・・なんか心は晴れ晴れせんさ。 自然のちょっとした変化も、忘れてはいかん出来事も。 しっかり向き合って生きとる酔流亭さんは素敵さ★
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suiryutei at 2006-06-24 10:11
がじゅたん、おはさま!
梅雨の晴れ間の青空が広がっていますね。気持ちいい朝です。いま、近所のクリーニング屋さんに出しておいたコートや冬のスラックスを取って来たところ。 ママさんの社員旅行も、良い天気に恵まれそうですね。がじゅたんは今日は一日のんびり?
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naomu-cyo at 2006-06-30 11:14
お久しぶりです。ご無沙汰してしまいました。
先日毎日新聞インタビューで吉永小百合さんが沖縄戦を想い、「遊び心で沖縄の海に入るなんてことをしちゃいけないと思ってきました」というようなことを話し、地元の方はその言葉を受けて、「沖縄の人は悲劇より喜劇のほうが好きだから気にしないで」みたいな答えをしていました。究極の悲劇の延長にある笑顔がとてつもなく哀しく思えてなりませんでした。
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suiryutei at 2006-06-30 12:07
むーちょさん、こんにちは。
今月は寝不足が続いていたのではないですか。ちょっと残念な結果でしたが。 吉永小百合さんは、いいですね。沖縄の人の答え方が、また温かい。その温かさは、むーちょさんが感じとった哀しみの上にあるのでしょうが。
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