新人事制度 大阪での報告①~③
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26日の金曜日は、昼間は寒中とは思えない暖かな日であった。翌日の土曜も暖かい。TVの気象情報によれば「桜が咲き出す頃の気温」とのことだ。 こんなときは天気が崩れる。金曜は夜になって雨が落ちてきた。この日、酔流亭の勤務が終わったのは午後9時半であり、その時間には本降りに近い降りである。生憎、傘の用意が無い。 フード付きのコートを着ていたので、これで構わないやと思って職場を出て、駅に向かって歩き出す。すると、途中で同僚のSさんが待っていてくれた。彼の傘に入れてもらう。助かった。 おもしろい晩で、雨はかなり降っているのに、夜空を見上げると月が出ていた。半月である。日中、晴れて太陽が出ていても雨が降ることはあるから、月夜の雨だってあっておかしくないが、酔流亭には初めての経験のように思う。 駅に近づくと、「先に駅の中に入っていてください」。Sさんが言って駆け出した。この駅の周辺にはスーパーマーケットがあるし、商店も何軒か出来ている。改札口の中で待っているとSさんが数分後に戻ってきて「『酔鯨』と『一ノ蔵』と、どっちがお好きですか?」。 深く考えずに「『酔鯨』かな」と答えた。「シマッタ!」というような顔をしてSさんが差し出した紙袋には、なんと『一ノ蔵』の四合瓶が入っているではないか。「『酔鯨』と『一ノ蔵』と両方置いてあって、どっちにしようか迷ったんですが、こっちを選んだんです」。 今月が酔流亭の誕生月なのをSさんは憶えていてくださって、お祝いにくださったのである。 しかし酔流亭が「酔鯨」と答えたのは、熟慮してのことではない。柏に[小笹]という旨いトンカツ屋がある。ここに置いてある清酒は「浦霞」と「酔鯨」の二銘柄なのだが、「トンカツには『酔鯨』のほうが合うでしょう」というのが店の人の弁であった。それが頭の片隅にあったので、「酔鯨」の名を聴いたとき、つい反応したのである。「一ノ蔵」も「浦霞」も、同じ宮城の地酒なのだ(「酔鯨」は高知)。 しかし[小笹]の人が「酔鯨」を推したのは、あくまでもトンカツとの相性という話。「浦霞」だって美味い酒なのである。魚料理に合うようだ。 さて「一ノ蔵」。 昨夜、封を切った。すっきりとした、美味い飲み口である。これはどんな料理にも合いそうだ。昨夜の我が家の夕食は、一年にそう何度も出ないという「すき焼き」であった。「一ノ蔵」は牛肉にもよく合った。 Sさん、(多分このブログを読んでくださっていると思うので)どうもありがとう。ご馳走様でした。
by suiryutei
| 2007-01-29 16:36
| 酒・蕎麦・食関係
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