新人事制度 大阪での報告①~③
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昨日の金曜の夜は新宿にいた。 一緒だった友人たちとは、いつも最近読んだ本のことなどを話し合う仲である。雑誌の気になった記事なんかはコピーして持ち寄るし、自分でレジメを用意する場合もある。この夜は、「『丸山真男』をひっぱたきたい」という、31歳のフリーターが雑誌『論座』に書いた文章のコピーに興味を惹かれた。だいぶ前に亡くなっている思想史家・橋川文三が愛国心について書いた論文なんかも持ち寄られた。それで、資料を広げられるスペースとゆっくりできる時間が必要になる。夜の、しかも“花の金曜日”の新宿で、その場所を確保するのは、なかなかにむずかしいことであった。 まず、南口にある高島屋の「タイムススクエア」で待ち合わせることにした。そこにある[UCC]のコーヒー・ラウンジなら、ゆっくり話せるのではないか。 ところが、「タイムススクエア」の内部はげんざい一部が改装工事を行っていて、ちょうどそのコーヒー・ラウンジのあたりは閉鎖されていた。 別の階の[パパス]という洋服屋の横に喫茶コーナーがあったから、そこにまず腰を落ち着ける。ゆったりしたスペースに大きな木のテーブルが置かれ、悪くなかったけれど、閉店時間は午後8時。われわれ(この夜は4人であった)が入ったのは7時過ぎだ。飲む前に二時間くらいは「討論」の時間が欲しかったのだが。 しかし、やむをえない。あとは居酒屋へ、ということにして「タイムススクエア」を出る。そのとき、ちょうど雨が落ちてきた。近くの店二、三軒を覗いてみたが、どこも一杯。 雨はだんだん強くなる。「ルミネ」に避難した。ここの飲食店街もどこも行列ができていたけれど、居酒屋と蕎麦屋を兼ねたような店に、どうにか席を見つけることができた。 この夜と同じ顔ぶれで、去年の夏も遅くまで話した晩があった。そのとき詠んだ拙歌。 夜更けまで島尾敏雄を語り合う五十路六十路のわれらが夏は これをもじれば昨夜はこうなるか。 “花金”の新宿の夜をあてどなく五十路六十路のわれらが冬は 成田線の終電に間に合う時刻に切り上げてもらって、無事、帰宅しました。
by suiryutei
| 2007-02-10 16:37
| 酒・蕎麦・食関係
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Comments(2)
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saheizi-inokori at 2007-02-11 07:07
橋川さんは叔父の親友で叔父のうちに栄養補給(時に小遣いももらえた)いくとときどき会えました。人懐っこい叔父さんでした。しゃべってることはほとんど分からないもったいないことでした。彼のなくなったとき思想だったかの特集号に叔父が文章を書いたり座談会にでたような気がします。
「黄禍物語」も買ったばかりで読んでいない、駄目な甥です。
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suiryutei at 2007-02-11 15:44
佐平次さん、こんにちは。
この夜もらったコピーは『愛国心ーその栄光と病理』『国家と人間の品位について』というふたつで、どちらも短いけれど格調のある文章です。まとまった著作はまだ読んでいないのですが、いずれ読んでみたいと思いました。 佐平次さんは、たしか山梨の中沢家(人類学者の中沢新一の実家で、歴史家の網野善彦とも縁家)にも小さいころ出入りなさっていたと伺いました。人との縁に恵まれていますね。
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