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三日前、19日の日記(『季節の帳尻』)に頂いたコメントへのレスの中に、若山牧水のこんな短歌を引用した。 妻が眼を盗みて飲める酒なれば慌(あわ)て飲み噎(む)せ鼻ゆこぼしつ 牧水には、またこんな歌もある。併せると若山家の情景がなにやら彷彿してくるようだ。 足音を忍ばせて行けば台所にわが酒の瓶は立ちて待ちをる じつは酔流亭も、階下の台所に置いてある一升瓶を目指して「足音を忍ばせて」階段を降りることしばしばである。 ところで、池波正太郎『鬼平犯科帳』の中で、何という一篇であったか忘れたけれど、珍しくも風邪をひいて寝込んでしまった長谷川平蔵が、酒を我慢できなくなって病床を抜け出し、台所に忍んでいく場面がある。ところが、それが奥方に発覚、「まあ、盗み酒などということを・・・」とひどく叱られてしまう。江戸の盗賊どもに「鬼」と怖れられた火盗改め方長官、天下の鬼平が、奥方の叱責の前には小さくなってしまうのが、なんとも可笑しい。このエピソードを書いたときの池波正太郎には、上記の牧水の二首の歌が、あるいは頭にあったかもしれない。
by suiryutei
| 2007-03-22 13:59
| 酒・蕎麦・食関係
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Comments(8)
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夢鳥
at 2007-03-22 15:54
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ほろ酔えば雑草なびく (山頭火)
まだ風はうんと冷たいですね。4月の下旬ともなれば、味噌と酒をもって山へ入ったら日が暮れるまで山から下りてきません..実家の墓参りで多磨墓地へ行ってきました。普通の桜は、まだ硬い蕾だけれど、壁墓地通りの枝垂桜は2~3分咲きといったところでしょうか。週末は良いですよ。 それにしても墓地だというのにゴミを残していく不心得者が多いですね。
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suiryutei at 2007-03-22 21:45
夢島さん、こんばんは。
山頭火は酔うとよく「幾山河こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく」という牧水の歌を口ずさんだそうです。 我が家の墓も多摩墓地にあるのですが、今年は彼岸のあいだには行けそうにありません。桜が咲いているうちに墓参りしたいとは思っているのですが・・・。 多摩墓地の桜もいいですものね。うちの墓は26区。はずれのところにあります。
ためいきも涙も合はぬわが酒の独り静かに飲む夜もあれど
こんばんは。 上の拙歌は参加している<題詠blog2007>の<ためいき>という題で今日出詠したものですが、奇しくも牧水をも念頭において歌ったものです。 六義園の枝垂桜がやっと咲き始めました。 あさって久しぶりに娘と<くう>に行ってきます。
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suiryutei at 2007-03-23 09:51
髭彦さん、おはようございます。
このお歌から、髭彦さんが盃(たぶん大ぶりの)を傾けているお姿がたちのぼってくるようです。 六義園の桜も、そろそろ見頃ですか。[くう]へは、花見をされてから行かれるのでしょうか。
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夢鳥
at 2007-03-23 11:56
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墓地の話で恐縮ですが、26区といえば、江戸川乱歩の墓があります。
自分の家の墓は、お隣の25区。浅間山よりもう少し西門よりです。この区には、美濃部達吉、亮吉先生の墓があります。改憲論議が出ている今だからこそ、お参りをしていきます。
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suiryutei at 2007-03-23 16:29
夢島さん、それは知りませんでした。教えてくださって、ありがとうございます。
是政線の多摩駅から歩いていくときは、途中、川井玉堂の墓なんかを見て過ぎるのですが、26区はわりと新しく開かれたあたりだと思っていたので(我が家がそこに墓を持ったのは、まだ40年ほど前からです)、著名人の墓があるとは知りませんでした。 夢島さんとは、お墓もお隣同士でしたか。
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my_poppy at 2007-03-24 01:03
酔流亭さん、こんばんは。
春らしくなってきましたね。 こっそり台所にしのんで行っていただくお酒。美味しそうですね。 鬼平の、ばつの悪そうな顔が目に浮かぶようで、微笑ましいです。 日本酒は奥の深そうですね。 ほとんどわからないのですが、なんだか飲まないと損をしている感じ。^^
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suiryutei at 2007-03-24 16:26
菫子さん、こんにちは。
テレビドラマとなった『鬼平犯科帳』でも、このシーンは必ず登場したように思います。松本幸四郎(先々代くらいになるのかな)、萬屋綿之介、中村吉衛門・・・歴代の鬼平役者たちが奥方に叱られて小さくなっていました。 我が家の一升瓶も減りが早いので、妻に疑惑を持たれているような・・・(内心、承知か)。
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