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■2004/08/20 (金) 10:49:18 プレッシャー 男子柔道の井上康生選手が敗れたと聞いたときは「へえ、そんなこともあるんだなあ」と思ったが、考えてみれば特定の選手が絶対勝つと初めから決まっていれば勝負もスポーツ競技も成り立たない。にもかかわらず、誰もが井上選手の金メダルはすでに決まっているものであるかのように計算していた。そのプレッシャーたるや大変なものだったろう。 昨夜も午後11時半過ぎに帰宅、女子柔道の阿武選手の決勝戦などTVで視ながらビールを飲み、風呂から上がればやはり競泳の実況が始まるところ。 女子200メートル平泳ぎの決勝に臨む田中雅美選手の表情は終始にこやかだった。笑顔で観客席に手を振っている。4年前のシドニーでのこわばった表情とは正反対である。 シドニーのとき、田中選手は競泳陣の中でメダルに一番近いと言われていた。しかも、あのとおりの美形である。期待というかプレッシャーは彼女に集中した。田中選手と萩原智子選手の二人がもっぱらプレッシャーを引き受けたおかげで他の選手はのびのび泳げて、それで女子競泳はあの好成績につながったのじゃないかと酔流亭なんかは勝手に推測したくらいである。しかし、この二人は力を出し切れずじまいだった。 昨夜の田中選手は最後の50メートルで素晴らしい追い上げをして、わずかの差で4位だった。ぎりぎりでメダルには届かなかったけれど、レース後の表情からは悔しさより納得のいく泳ぎができた満足感のほうを強く感じた。 酔流亭は競泳のことになると熱く語るでしょ。じつは中学のとき水泳部だったんです。でも入部したときはカナズチ。7月の部合宿でやっと泳げるようになり、8月下旬の北多摩地区大会を迎えた。 その大会の1年生だけのリレー予選で酔流亭は第一泳者を任されることになったのである。8月に入ってから酔流亭少年の泳ぎはグングン上達していたから、コーチは成長株の未知の可能性を買ってくれたのだろうが、本人はスタート台に立つと萎縮してしまった。なにしろ、つい一月前はまだカナズチだったのだ。飛び込んから何がどうなったかまるで覚えていない。自己ベストよりずっと遅かった。あとの3人が頑張ったおかげでチームは決勝に進んだけれど、決勝では酔流亭はメンバーから外された。 これは少年時代の辛い記憶のひとつである。つまり、プレッシャーに負けたのであった。
by suiryutei
| 2004-08-20 07:22
| スポーツ
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