新人事制度 大阪での報告①~③
最新の記事
タグ
労働(124)
辺野古(46) 郵便局(43) 文学(31) コロナウイルス(31) 韓国(19) 朝鮮半島(12) 映画(11) NHK朝ドラ(10) ひよっこ(9) 大西巨人(9) なつぞら(8) 神田まつや(8) 労働者文学(8) 神聖喜劇(7) 関西生コン労組(6) 狭山事件(6) ブレイディみかこ(6) ケン・ローチ(6) 蕪水亭(6) 最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
■2004/07/04 (日) 16:42:33 またまた「自己責任」について 昨日の夕刊(朝日)一面をみて「あれっ」と思った。 「登山者の自己責任、提起」という記事である。田中康夫・長野県知事が山岳遭難の救助で県のヘリコプター使用の有料化を検討しているという。テントの中でお湯をこぼしてヤケドした程度のことで携帯電話で救助を要請し、ヘリコプターが駆けつけたら元気な姿で手を振っていたといった不心得者が後を絶たないので、救助にかかった費用を請求したらどうかという話らしい。しかし「遭難者が『お金がないから』という理由で救助要請せず、犠牲になったら、誰が責任をとるのか」(県警幹部)ということで、有料化はむずかしいそうだ。 ・・・ということは、登山の遭難救助にかかる費用は現状では遭難者が自己負担しているわけではなかったんだね。 このあいだのイラク人質事件のとき、政府高官も大新聞の記事も「山で遭難したら救助費用は遭難者本人が負担するんだから、あの人質たちにもかかった費用を負担させろ」と主張して、結局かれら「人質」たちは頼んでもいない帰国用チャーター機の使用料の一部を払わされたのではなかったっけ。 酔流亭は登山のことは知らないから、「救助費用は自己負担」と聞かされれば「そんなものかな。でも個人の趣味の登山と政府が戦争に加担したために自国民が危険な目にあうのとは違うんじゃないの」くらいの認識しかなかった。ところが、「自己負担」を主張する論理の前提自体が嘘だったことになる。 テレビ局や新聞社には登山に詳しい記者はたくさんいるだろうに、この「事実誤認」をどうして指摘しなかったんだろうか。
by suiryutei
| 2004-07-04 09:37
| ニュース・評論
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||