新人事制度 大阪での報告①~③
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『伝送便』誌6月号に掲載予定の文章を、同誌発行(来月4日~5日ころ)に先駆けてUPします。拙ブログ読者の皆様への特典・・というほどのものでもないのですが(笑)。 なお、個人名がたくさん出てきます。『伝送便』誌面では実名となっており、酔流亭も実名を署名していますが、このサイトでは個人の実名はなるべく出さないようにしていますので、すでに名がよく知られていて仮名にしたらかえって不自然な方の場合以外は頭文字表記に改めました。 ・・・・・・・ 4月28日に 4月28日の夜、会場である「アジュール竹芝」の宴会場に足を踏み入れると、陽気な表情の多田野daveさんがまず迎えてくれた。じつは私は多田野さんと顔を合わせるのはこれが始めてなのである。いつも原稿を送るときに簡単にメールで挨拶を交わすだけ。隔月で載るこの駄文に適切なカットや写真を添えてくれ、拙ブログのアドレスも時々表示してくれる彼は寄稿者には有難い編集者だ。 大塚正立さんご夫婦がいらしている。吉野信次さんも。Uさんは京都から。こういう場に何年も顔を出していないから、久しぶりにお会いする方たちばかりだ。 若い女性に声をかけられる。顔に覚えはあるのだけれど、すぐには思い出せない。 「・・の局にいた・・」。女性が言葉をつなぐ。まさか・・・いや思い出した。そのまさかである。私が住む地元の特定局に以前いた女性だ。その局の窓口では姿を見なくなって随分たつ。忙しい窓口だし局長らしき人物が後ろでいつも目を光らせていたし、そもそも私は地元で郵便局には滅多に行かないから、言葉を交わしたことは少なかったけれど、ハキハキした、親切な局員だったので印象に残っている。いつか何かの用事で葉書をまとめて出したときには切手貼りを手伝ってくださったこともあった。 それが本誌編集委員で今年二月号の『読者訪問』にも登場したOさんである。その記事は読んでいたのだけれど、そのときはあの彼女だとは気づかなかった。記事を書いた池田実さんには悪いが、載っている写真より実物のほうが美人だからである。それにしても『伝送便』のつながりでまた会うことになるとは・・・。めでたい場には、嬉しい驚きのおまけがあった。Oさんは現在は私の住む隣りのそのまた隣りの市にある局にいる。 Kとも会った。大学の同級生だ。我々が学生だった1970年代なかばというのは、学園闘争の高揚期はとっくに過ぎていたけれど、その余燼はまだ充分燻ぶっていた。新入生だった四月、語学の教師に掛け合って授業時間を半分割いてもらい、初めてのクラス討論。チャイムが鳴り、まだ話したい者は残ろうということに。七人ほど残った中にKも私もいた。そのご私は二年ほどで中途退学して局で働きだしたのだが、Kはちゃんと卒業したはずである。しかしKは就職活動らしきものはやらずに、何を思ったのか青い作業服の郵便現場にもぐりこんできた。4・28処分では首切りの一歩手前(停職6ヶ月)まで行っている。28年間の闘いをへて勝利を祝う場に、30数年前クラス討論で知り合った男と共にいるというのも、嬉しくも不思議な縁である。 肝心の池田実さんたちの話があとまわしに。 パーティの最後、事務局の若い人が「勝ったら、一流ホテルで祝勝会をやろうと言い合っていたのが実現した」と話して涙声になった。原告の三人の目がうるむ。実際、「アジュール竹芝」は立派なホテルだ。桟橋に停泊する船が眼下に見え、ロマンチックな気分になる。このときの三人の表情がよかった。一緒に参加した妻が帰り道に言うに「池田さんって、いい男だね」とのことである。 ・・・・・・ 関連する過去ログは4月30日に。
by suiryutei
| 2007-05-30 00:20
| ニュース・評論
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