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■2003/11/30 (日) 17:49:44 おしんの涙 BSで再放送中のドラマ『おしん』も、はや後半。戦況が悪化してきた昭和18年、京都帝大に進学していた長男が兵隊にとられるところまできた。 戦争に行くことを長男から聞かされたおしんはショックを受け、それまで自分が戦争に反対してこなかったことを激しく後悔する。 おしんは山形の少女時代、つらくて奉公先を逃げ出し、山の中で出会った脱走兵の若者と一冬を一緒に過ごしたことがある。その若者に「人が人を殺してはいけない。戦争にはどんなことがあっても反対しなくてはいけない」と何度も聞かされていたのに、大人になった自分はそれをしないできた。たとえ自分ひとりだけだとしても「戦争はいけない」と言ってこなければいけなかったんだ、と。 これは昨夜の放送だけれども、今そのシーンを思い出しても酔流亭の目頭は熱くなってしまう。それにしても、おしんの言葉がこれほど切実な響きをもって迫ってくるとは、このドラマが製作された20年前には予想されなかったのではないか。当時はむしろ、左派的な人達なんかはこのドラマを「我慢の哲学」とか「女の立身出世物語」だとして冷ややかにみていたように記憶する(酔流亭は当時ドラマを視ていなかったのだが、そんな批評を目にした憶えがある)。 今朝、イラクで2人の日本人が殺害された。こうした中でのイラク派兵である。それが強行されれば日本人の犠牲者がひろがるだけでなく、日本の軍隊が人を殺す事態になるだろう。おしんの涙は今現在の私たちにも行動を促しているように思われる。
by suiryutei
| 2003-11-30 12:09
| 映画・TV
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