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■2003/10/19 (日) 21:44:18 たまには文学の話 昨日、正岡子規の和歌のことをちょっと書いたが、そのとき酔流亭の頭にあったのは、たとえばこんな歌である。 いちはつの花咲きいでて我が目には今年ばかりの春行かんとす いちはつは春に咲く花。これは子規が死ぬ前年に詠んだ歌だが、もう生きて来年の春を見ることはないだろうという思いがこめられている。「この世にやがていなくなる人の眼差しで花をみて」(大岡信『正岡子規ー五つの入り口』)いるのである。 朝日新聞朝刊に去年連載された池澤夏樹『静かな大地』が単行本になったそう。今朝の朝日の読書欄に書評が出ていた。 酔流亭は連載中に読んで、とても感動した。明治維新で敗者の側になった淡路島の侍たちが北海道に移住する。主人公はその地でアイヌの人々と深く関わるが、そのゆえに和人からの迫害を受けて身を滅ぼす。 先日の「色川大吉を読む」の読書会のあと居酒屋での懇親会で、池澤の愛読者の方がいて、「あの小説、よかったですねえ」と意気投合した。連載中に読んでない方、おすすめします。
by suiryutei
| 2003-10-19 13:55
| 文学・書評
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