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24日のクリスマス・イブは、夕方になってから妻と車で買い物に出た。イブの夜だから街は混雑しているだろうなあと思っていたのだが、道路は意外と空いている。我孫子駅前のクリスマスのイルミネーションが、派手ではなく、といって寒々とするほど寂しくもなくて、なかなかいい感じであった。 まずスーパー・マーケットに寄って牛肉を買った。イブの夜は家でステーキをと、早くから妻と話していたのだ。 つぎは酒屋。正月に飲む分の日本酒も買ってしまう。秋田の「飛良泉」と滋賀の「琵琶の長寿」。「琵琶の長寿」は、普通の純米酒はそれほど感心しないが、この日買ったのは「秋待ち旨酒」と銘打たれていて、もう秋は過ぎてしまったけど、とにかく一年の後期にだけ出る酒のようだ。前回飲んでみたら悪くなかった。一升瓶のラベルには、琵琶を抱えた天女さまが描かれていて、この絵がちょっと気に入っている。 酒屋を出て、手賀沼公園前の道を車で走っていると、向かいの空に見事な月が見える。この夜は満月なのであった。 それから「コーヒー・クラブ」に寄ってコーヒー豆を買う。我孫子に住んでいて一番の自慢は、この店のコーヒーである。店内にピアフの曲が流れていた。酔流亭は音楽に詳しくないので、すぐ曲名を言い当てられないのが癪だが、『愛の賛歌』ほどは知られていないけれど、よく耳にする歌である。「コーヒー・クラブ」の店主ご夫婦はエディット・ピアフが好きなのだという。秋に公開された映画も二人で観に行ったそうだ。「うちもそうなんですよ」と嬉しくなる。 それから家に着くまで、酔流亭は車の窓からずっと月を眺めていた。運転してくれるのは妻なので。
by suiryutei
| 2007-12-25 21:18
| 酒・蕎麦・食関係
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Comments(8)
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nakayanh at 2007-12-25 23:32
酔流亭さん、冬至の柚子きり蕎麦に続いて、楽しいクリスマスイブをお過ごしですね。駄洒落もまずまずです。テレビでも毎日やってますよ「チリとてワイン」って。お粗末様。
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suiryutei at 2007-12-26 06:53
なかやんさん、参った!
でも、あのドラマは面白いですね。兄弟子たちが個性的だし、ヒロインの女優さんも演技がうまい。 数日前の放送、彼女が初めての大きな舞台で「ちりとてちん」を演った場面では、思わずジーンときました。
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小マメ太郎
at 2007-12-26 18:20
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suiryutei at 2007-12-27 09:02
小マメ太郎さん、おはようございます。
小マメさんのブログにUPしてあるイルミネーションもきれいですね。 25日は朝早い勤務でしたが、今の季節は午前6時でもまだ真っ暗で、朝に見る皓々たる月もまた良かったです。 小マメさんも、きっと素敵なクリスマスを過ごされたことと・・・。
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suiryutei at 2007-12-27 09:07
YUKI-archさん、おはようございます。
「おんななかせ」ですか。惹かれる酒名ですね。どこかの蕎麦屋さんで飲んだような気もするのですが・・・。YUKI-archさんが飲んだら、共食いになってしまうかもしれませんから、手に入らなくてよかったかも。 「菊盛」、いま検索してみたら、茨城県那珂郡のお酒ですね。これも美味しそう。
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nakayanh at 2007-12-28 00:37
酔流亭さんと小マメ太郎さんに駄洒落を笑っていただき、嬉しいです。有難うございます。これからもますます精進します。正月休み用の酒か、良いですねえ。今日、年越し蕎麦用にまつやの3人前セットを注文したのですが、大晦日に受け取りに行くついでに何処かで酒も調達してこようかな。「おんななかせ」は私には無縁の酒です。
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suiryutei at 2007-12-28 12:40
なかやんさん、こんにちは。
『ちりとてちん』は、今年最後の放送の今日でヒロインの片思いも成就したようだし、後半の三ヶ月はどういう展開で話をもたせるのでしょうか。 なかやん家の晦日蕎麦は「まつや」製ですか。いいですね。
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