新人事制度 大阪での報告①~③
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このあいだ18日の日曜日は、夜8時半までの勤務だった。 したがって、自宅近くの駅に帰ってきたのは、10時半に近かった。夜道を家に向かって歩きながら、空を見上げると、月がほぼ満月である。そうして、月の浮いている、ちょうどそのあたりだけ、雲がうっすらたなびいている。それが月にとってのスカーフのようでもあり、また上等な和菓子のようなたたずまいでもあった。 早く帰宅して飲まなきゃ、というのと、この月をもうすこし眺めていたいというのと、思いがなかばした。 翌日からは月曜も火曜も泊まり勤務。月見で一杯というわけにはいかなくなる。どうせ天気も下り坂である。月曜、出勤のため家を出た夕方5時、雲行きは急におかしくなって雨が落ちてきた。日付が替わるまで降ったり止んだりが続いたから、仕事をしていて、蒸し暑いったらない。TVの気象情報は、夜が明けると「交通機関に影響が出るほどの大雨」になると告げている。実際、勤務を終えて帰宅する頃には土砂降りである。駅への道を急ぐ途中、通り過ぎるトラックがはねる水をもろにかぶって、びしょぬれに。道路が川のようになっているんだからしょうがないが、おかげで今、いくらか風邪気味だ。 その日の夜また出勤するときには、雨は上がっている。しかしまだ曇り空。その曇った空の、月の浮いている方角が明るい。前々夜に見た月を思った(暦では、この夜が満月)。天気はゆっくり快復しつつあるのだから、夜が更ければ月が顔を出すなと思った。そう思うと、数分前よりも心なし明るさが強まっているように感じられる。 一晩働いて迎えた朝は、これは初夏の陽射しだ。帰る道すがら、地面に白く点々としているものを見る。ドクダミの花である。ドクダミの咲く季節に、今年もなったのだ。前日の大雨が開花を促したか。「雨後のタケノコならぬ雨後のドクダミだな」と思った。 明日もまた泊まり勤務なのだから早く寝なきゃという思いと、この夜をもうすこし愉しみたいという思いが、やはり半ばするのである。窓を開け放ち、結局ながい寝酒になった。カエルの声が聴こえる。
by suiryutei
| 2008-05-22 12:53
| 身辺雑記・自然
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Comments(2)
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