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新人事制度 大阪での報告①~③
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今年の労働者文学賞の最終選考会が昨日おこなわれた。於 小石川後楽園邸内〔涵徳亭〕。東京ドームの裏手に、後楽園遊園地や球場や馬券売り場の喧騒が届かない静かな空間がある。 われわれの左右の部屋では早稲田と東大関係のそれぞれ同窓会が行われていたようだ。 選考会は12時半から16時まで行われ、前半は詩部門、午後2時からは小説・評論ルポルタージュ部門を選考した。酔流亭が選考委員を務めるのは小説・評論ルポルタージュ部門だけなので、2時から参加する。ちょうどコーヒー・ブレイクの時間。コーヒーだけでなく小さな和菓子も付いているのは、なるほど水戸徳川家の屋敷跡にある茶寮らしく、ゆかしいことである。和菓子はそれぞれ違う季節の花を象っていて、酔流亭の前にあるこれは何の花だったかな。 さて選考結果は労働者文学会のホームページで来週発表されます。受賞作品は雑誌『労働者文学』No.95(7月発行予定)に掲載。選考経過と選評もその号に。 選考会が終わってから飯田橋駅近くの居酒屋でしばし懇談した。何かの拍子で(<前衛>概念への批判的論及から始まったのだったかな)メキシコに亡命したトロッキーの暗殺事件に話が及んだ。 このとき酔流亭は、高校生のとき観た、この事件を題材にした映画(『暗殺者のメロディ』、1972年)を話題に出したのだが、暗殺者を演じたのがアラン・ドロンであったことは間違えてないけれども、トロッキーに扮したのがダーク・ボガード、映画の監督はジュールス・ダッシンと述べた。じつはトロッキー役はリチャード・バートン、監督はジョセフ・ロージーである。今朝、ネットで調べて記憶違いに気づいた。ルポライターの鎌田慧さんや文芸評論家の楜沢健さん、すなわち文芸のプロも同席している前で恥ずかしいことである。今朝になって赤面している。 前に座っている髭面がリチャード・バートン扮するトロッキー。後ろに立つ帽子に黒メガネがアラン・ドロンの暗殺者。映画『暗殺者のメロディ』から。
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by suiryutei
| 2026-05-13 08:34
| 文学・書評
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ご近所から袋一杯の蚕豆(そらまめ)を頂いた。 前日に買い物に行ったとき、スーパーの野菜売り場に蚕豆がたくさん出ていたので、一瞬、買おうと思ったのだが、思いとどまってよかった。 桜前線が北上していくように、蚕豆の産地も西から東、南から北へと、しだいに移っていく。2月いや早いと1月下旬ごろからスーパーなどに蚕豆が出始めるが、産地は鹿児島や熊本、長崎である。 短い春をへて、初夏の今や、関東でも採れごろになる。「蚕豆が一番うまいのは大相撲の五月場所のころ」と言われる所以。この言葉は山口瞳が発したことに注意であって、あの小説家は東京生まれ・育ちであった。このあいだスーパーで蚕豆を買わなかったのは、産地が鹿児島だったからだ。鹿児島産にケチをつけるつもりは毛頭ないけれど、関東でも採れるようになったのに、何も遠くから運ばれてきたものを選ぶことはない。 茹で上がりを撮ったので、画像がちょっと曇ってしまった。蚕豆はマニュアルでは茹で時間3分とあるけれど、鮮度がいいから2分ちょっとで茹で上がった。素晴らしく美味しかったこと、申すまでもない。 なお、上に名前を出した山口瞳(1926-1995)は東京の山の手生まれだが、1964年、37歳のとき都内の西のほうの国立市に居を移し、亡くなるまで暮らした。酔流亭の高校時代からの友人、矢野勝己氏が3年前に上梓した好著『文学する中央線沿線』(ぶんしん出版)の終盤では「山口瞳の国立」と題するコラムも載っている。われわれの高校も国立市にあったのである。
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by suiryutei
| 2026-05-12 08:37
| 酒・蕎麦・食関係
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今朝は新聞は休刊なので、下の写真は昨日の朝刊から。国際面の記事だ。 ヘグセス米国防長官の危うさはこのブログの4月22日更新記事にも書いた。 その更新記事ではタトゥーの入った上半身裸のヘグセスの写真を紹介した。 ![]() 水島朝穂さん(早大法学部名誉教授)のブログで見つけたものだ。水島さんはその写真をインドのメディアから拾ったそう。 写真なんて合成できるから、本物かどうか半信半疑だった。おそらく水島さんもそうだったろう。しかし、昨日の朝日記事でも、こう書かれている。 「・・イスラム教徒と争った十字軍に強い関心を示し、合言葉<神の御心のままに>のタトゥーを入れている。白人至上主義者らの間で用いられることもある言葉だ。・・」(ワシントン=下司佳代子記者) ヘグセスは明らかにナチス的レベルの極右だし、親分のトランプのほうは金儲けのためのディールを信奉するだけで、思想らしきものを持っているのかどうか疑わしいけれど、このごろは加齢による認知機能の低下と並行して宗教的誇大妄想が膨らんでいるのではないか。 この連中と、そしてそれに追随する日本の指導者たちの危うさ・おぞましさについては労働者文学会ホームページの5月前半期コラムに書いたので、また貼り付けておきます。 冒頭、おぞましい写真をお見せしたので、気分直しにお菓子の写真でも。〔アトリエうかい〕のクッキーです。昨日は<母の日>だったから、ちょっと贅沢。
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by suiryutei
| 2026-05-11 08:45
| ニュース・評論
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小泉今日子のライブの冒頭で憲法9条の朗読が流れた。これが話題になっているらしい。 キョンキョン本人が朗読したのではなく、俳優の故・佐藤慶が日本国憲法を朗読したCDの音源の一部が流されたということである。またエンディングでは銀テープに「戦争反対!平和な世界希望!」と書かれていたという。 上に貼った記事はキョンキョンに好意的だが、「左翼だとは知らなかった」とか「政治を持ち込むな」と騒いでいる連中もいるらしい。 しかし、酔流亭は断固支持しますね。よくやったキョンキョン! 昨夜、都心から帰宅するとき電車の中でスマホを眺めていたら、友人のフェイスブック記事の中に 「80年代の早大には革キョン同(革命的キョンキョン主義者同盟)というものがあったらしい」 というのがあった。 居酒屋で酔っぱらって、そういう気炎をあげる奴くらいはいたかも。 80年代といえば、酔流亭が労組青年部の卒業間際(労組の青年部というのは30歳まで)のころだったから1985年のことだ。所属していた旧全逓労組の何かの催しで、小泉今日子のヒット曲『何てったってアイドル」のフレーズをもじって 「何てったって全逓~♪」 と参加者が合唱することがあった。あれは嫌だったな。それに比べれば<革キョン同>のほうがずっといい。 昨日、色づく前の紫陽花を都内で見かけた。 ※関連して #
by suiryutei
| 2026-05-10 08:13
| 音楽
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7月に刊行が予定されている雑誌『労働者文学』(発行:労働者文学会)に寄せる原稿の下書きを書いた。 この号(95号になる)には労働者文学賞の選評も書くので、それとは別の寄稿は短いほうがいいだろうと、最小の1ページ分である。18字×66行だ。 単純に掛け算すれば1188字だが、いくつか改行しなければならないから1188字は入らない。そこで、いつものように横書きで書いていって、1000字を超したところで縦書きにレイアウト変更し、さらに原稿用紙仕様にする。パソコンの原稿用紙仕様は20字×20行で動かないから、この先はボード操作で1行を18字にいちいち切っていく。66行までまだ少し余裕があるので、結びに向けて書き足す。そうやって、どうにか18字×66行に仕上がった。 まだ下書きであって、締め切りまで数日あるので、微調整していきたい。 で、何について書いたかというと、パーシヴァル・エヴェレットの3冊の小説についてだ。『ジェイムズ』『消失』『赤く染まる木々』。 『ジェイムズ』については去年暮れの〔いてんぜ通信〕25冬号に、『消失』のことは同通信の6月発行予定26夏号に書いたから、今回は約半分の字数(といっても僅か600字弱)を『赤く染まる木々』にあてた。同作は先月読んだばかりである。 限られた字数では書けなかったことを少しだけここに書いておくと、この小説は目取真俊の掌編『希望』と通底するものがあるように思う。殺戮による報復が取り上げられているのだ。目取真『希望』では在沖米軍人家庭の幼児が誘拐され殺害される。『赤く染まる木々』では、白人によって積み重ねられてきた差別・暴力に対する有色人種の反撃が人種戦争の様相を呈していく。 どちらの作品でも、テロルを作者が称揚しているのではない。起こりうること・起きて不思議ではないことを、創作者の想像力によって剔出しているのである。 #
by suiryutei
| 2026-05-09 08:50
| 文学・書評
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