新人事制度 大阪での報告①~③
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山形県の天童温泉に行ってきた。1泊2日の旅。北上する桜前線を追いかける格好になって、ドンピシャリの満開でした。 天童公園。有名な<人間将棋>はここで行なわれる。地面の上の大きな将棋盤の上で人間が将棋の駒になってプロ棋士が対局する。今年は今月12~13日に行なわれた。 宿のお湯は源泉かけながしであって、関節の痛みなどに効くという。脊柱管狭窄症でこのごろ歩行が辛くなることがある酔流亭にはありがたかった。 昨日は出羽桜の蔵元へ。ここに併設された出羽桜美術館がよかった。 この老舗造り酒屋の三代目当主(代々仲野清次郎と名乗るらしい。三代目は1930年生まれ)は学生の頃から朝鮮の古い工芸に心を奪われた人だという。在野の柳宗悦のような人だったか。当主家族が暮らしていた母屋に今は李朝や高麗のころの焼き物などが展示されている。 旅先で思わぬ見つけものをした。 #
by suiryutei
| 2025-04-20 08:46
| 旅行
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13日に成功裏に開催された『かあさんの歌』の作者・窪田聡さんを囲む会でのことだ。 主催した労働者文学会の幹事である高橋織丸さんが野の花をたっぷり採って来てくださったのだが、それを活ける花瓶がない。 「何とか工夫せよ」 と織丸師匠から厳命が下った。師匠と呼ぶのは、高橋さんは社会人講談師であって、織丸というのは講談師としての芸名だからだ。 会場のHOWSホール(本郷三丁目)の2階は小川町企画のオフィス。小川町企画というのは『思想運動』という新聞の編集部が置かれたり、またHOWS(本郷文化フォーラムワーカーズスクール)が行なう講座を企画する校務委員会も置かれているところ。労働者文学会も事務所を持たないのでポストだけここに置いていて、毎年1月になるとポストが溢れる。労働者文学賞の応募締め切りが1月末だから。 その小川町企画に泡盛の古酒(クースー)のとっくに空になった壺があった。 それを借りることにした。 なかなか見事なものでしょう。けっこう大きいので、中に水を満たすと持ち上げるのにずいぶん重くなった。花を活けてくださったのは、日本音楽協議会の女性の方である。 会場のこの位置に置きました。左の隅です。お話しているのはもちろん窪田聡さん。 #
by suiryutei
| 2025-04-18 06:01
| 身辺雑記・自然
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労働者文学会のホームページ扉のコラムにいま載っている文章です。昨日(16日)から今月いっぱい掲載されます。 全文をここでも写しますが、労文HPに行かれて、そこで読んでいただきたいというのが書き手の希望。そして同HPの他のパートも覗いていただければ嬉しいです。 蕎麦掻き 東京でも桜が満開となった4月初めの某夜、郵便局で働いていた頃の仲間たちと神田の蕎麦屋で飲んだ。菊正宗の熱燗。5人連れだったので肴はあれこれ少しずつ注文して分け合う。鰊の棒煮、卵焼き、焼き鳥・・・。蕎麦がきもたのむと、塗り物の湯桶が運ばれてきた。熱い湯が満たされ、蕎麦粉を掻いたのが浮かんでいる。 大江健三郎を誘って神田の蕎麦屋に入り、蕎麦がきを食べた話をむかし安岡章太郎が書いている(雑誌『文藝』1974年2月号)。 「そばがきといふのは、私は子どもの頃から何となく貧乏臭い気がして好きではなかったが、大江氏が食ひたいといふので、付き合って食ってみると、これがじつにウマかった。」 安岡は店名を明記していないが、われわれが行ったのは、おそらく同じ蕎麦屋である。そして蕎麦がきというのはじっさい貧乏くさいようで実にうまい。そば切りにする前の、鉢で捏ねられた蕎麦のかたまりだ。 安岡のその文章はもう半世紀前で、安岡章太郎も大江健三郎も今やこの世の人ではない。私が最近読んだ中で蕎麦屋が登場するのは津村記久子の小説『水車小屋のネネ』(2023年)だ。題名にある水車小屋は山あいの、近くを川が流れる蕎麦屋に併設されていて、水車の動力によって回る臼で蕎麦の実から蕎麦粉が挽かれる。小説の中に蕎麦についての蘊蓄などいっさい出てこないが、きっと美味いに決まっている。蕎麦がきが出される場面もあった。 ネネというのは、水車小屋に棲むヨウムという鳥の名。オウムの一種で賢い。18歳と8歳の姉妹が事情があって家を出、姉は蕎麦屋で働く。彼女たちをめぐって1981年から2021年まで40年間のクロニクル(年代記)のような作品だ。 読後感が爽やかなのは私が蕎麦好きだからだけではないと思う。 ![]() 半月ごとに執筆者が替わるこのコラム、前々回は稲田恭明さんがパレスチナ問題、前回は黄英治さんが朝鮮問題を論じた。比べると今回の酔流亭文は軟派過ぎて恐縮する。 それから楽屋裏を明かすと、大江健三郎と神田の蕎麦屋で蕎麦掻きを食べたらじつにウマかったという安岡章太郎の文章(雑誌(『文藝』1974年2月号掲載)は丸谷才一の『食通知ったかぶり』中〔利根の川風ウナギの匂ひ〕という章から引いた。タイトルの通り、その章で丸谷は鰻とか蕎麦とか、江戸の名物料理をあれこれ食べ歩いているのだ。 ![]() #
by suiryutei
| 2025-04-17 08:26
| 文学・書評
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国際人道法は、捕虜が世間の好奇の目にさらされてはならないと定める。ロシアがウクライナに軍事侵攻していることには反対だが、だからといってウクライナ政府の捕虜に対する扱いはこれでいいのだろうか。 ロシア軍に参加してウクライナの捕虜になった中国人2人がキーウ市で記者会見に出席した。出席というより、引き出された、ということであろう。上の新聞記事(今日の朝日新聞国際欄)のように大手メディアでは顔にボカシが入っているけれど。 捕虜の人権は守られているのか。大手メディアは何も言わないが。 これは今年1月、捕虜になった朝鮮兵士の扱いが報道されたときも思ったことだ。 #
by suiryutei
| 2025-04-16 08:24
| ニュース・評論
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このブログにも時々コメントを寄せてくださる畏友・墨田のカッパさんが転職されるので、そのお祝いに松戸で飲んだ。 なお<墨田のカッパ>という変わったハンドルネームはボート競技をやっていたことからとったそうだ。このブログの11日更新記事に寄せてくださったコメントはボート競技を知る人らしいものであった。映画『追憶』でロバート・レッドフォードが扮したハベルは学生時代ボート競技をやっていて彼の部屋にはその写真が貼ってある。しかし、そこに写るボートの漕ぎ手の数が競技のルールと合わない。何かの意味があるのだろうか? と問いかけている。その更新記事を下に貼りますので、興味のある方はコメント欄まで読んでください。 さて松戸では始め蕎麦の〔関やど〕を目指したところ、暖簾が出ていない。月曜は定休ということである。 途中になかなか雰囲気のある居酒屋があったので、引き返してその店に入った。 ![]() そうしてこれが当たりだったのである。<田舎料理>という看板がいい。 年配の夫婦だけでやっていたが、普段はもう1人働き手がいるらしいことが馴染み客との会話を小耳に挟んでわかった。月曜の早い時間(午後5時を過ぎたばかりだった)だから、まだ空いている。 ![]() 上の写真は海老団子。海老のしんじょみたいで美味しかった。酒は会津ほまれを白いずん胴の徳利で。一合半くらい入っていて、他の店の一合徳利と変わらぬ値段である。 松戸は水戸街道沿いの宿場として栄えてきた。江戸川を挟んで対岸になる北千住もそうだが、宿場町には独特の味わいがある。
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by suiryutei
| 2025-04-15 08:26
| 酒・蕎麦・食関係
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