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小田急線ロマンスカーの窓からは沿線の桜がよく見えた。新宿駅のホームの売店で買った缶ビールを一本だけ飲む。車内販売の売り子さんも廻ってきたが、ここは一本だけに。気温はグングン上がっているようだから、あんまり飲んでは着いてから歩くのが辛くなる。 もう30年近く前だが『想い出づくり』というTVドラマがあった。山田太一脚本。ちょうど同じ時間帯に別の局で倉本聡脚本の『北の国から』も放送されていて、せっかくの秀作が二本、同じ時間にかちあうとは・・・と言われたものだ。ビデオがまだ今ほど家庭に普及していなかった時代である。結局『北の国から』のほうがより多くの支持を集めたようだが、酔流亭は『想い出づくり』のほうを視ていた。当時ビデオを持っていなかったから『北の国から』は一年後の再放送で視た。 その『想い出づくり』のヒロインのひとり(古手川佑子)は、たしかロマンスカーの乗務員ではなかったろうか(ヒロインのあとの二人は田中裕子と森昌子)。 今年の春フジテレビで放送された『ありふれた奇跡』という連続ドラマは、山田太一さんの久しぶりの脚本だったようだ(主演は仲間由紀恵と加瀬 完)。そして同じTV局でこのドラマと同じ時間帯に前に放送されていた連続ドラマが『風のガーデン』(中井貴一主演)で、これは倉本聡さんが脚本を書いたのだから、今回は時間はかちあわなかったけれど、やはり両大家の競作となった。『風のガーデン』は緒形拳さんの遺作となったので世間の耳目は今回も倉本作品により多く集まったかもしれない。酔流亭もあの名優は好きだった。しかしドラマとしては『ありふれた奇跡』のほうにより惹かれた。山田作品は現代の問題にちゃんと向き合おうとする愚直さがいい。自殺者は年間三万人を超すというのに、この問題を取り上げたTVドラマは他にあるだろうか。去年のNHK朝ドラ『ちりとてちん』に出演していた松重豊さんやキムラ緑子さんが脇を固めていたのも嬉しかった。 (つづく)
by suiryutei
| 2009-04-12 13:10
| 旅行
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Comments(2)
続けてお邪魔です。
>ドラマとしては『ありふれた奇跡』のほうにより惹かれた。山田作品は現>代の問題にちゃんと向き合おうとする愚直さがいい。自殺者は年間三>万人を超すというのに、この問題を取り上げたTVドラマは他にあるだろ>うか。 このご意見に10000票!です。よい旅を! 追記・松重さんに緑子さんがたまらなくよかったですー。
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suiryutei at 2009-04-13 14:12
松重豊さんは郷里に妻子を置いて東京で出稼ぎしている左官職人。仕事を終わったあと、ソーセージを齧りながら缶ビールを飲んでいる姿が印象に残っています。寡黙なのに存在感があったなあ。
キムラ緑子さんは、加瀬完が演じた青年の母親ですが、別居して一人暮らしをしている。ちょっとルーズなところがあって、夫と会って小遣いねだったり。いい味出してましたね~。 いま我が家では、NHK朝ドラの放送時間に合わせて『ちりとてちん』のDVDをまた流そうかと相談しているところです。
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