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10日ほども前だろうか。その週のTV番組の視聴率ランキングというのを新聞で眺めていたら、始まったばかりのNHK朝の連続ドラマ『ウェルかめ』が約20%の視聴率でランキング上位に入っていた。 最近の朝ドラの視聴率というと、我が家では大ブレークした『ちりとてちん』で16%くらい、終わったばかりの『つばさ』なんかは関西では14%ほどしか取れなかったらしい。そんな中で20%というのは、かなり好調なのではないだろうか。作品の出来はまだ見極めがつかないけれど、ヒロインの倉科カナちゃんはなるほど人に好かれそうなコだ。海亀が産卵にやってくる徳島県美波町が舞台で、カメもドラマによく登場するから、芸名は倉科カナではなくカメにすればよかったのにとは、きっとあちこちで言われているだろうなあ。 思えば、視聴率はそう振るわなかったけれど内容の良さで一部に熱烈なファンを生んだ(我が家もそうです)『ちりとてちん』のあと、NHK朝ドラは不調続きであった。『ちりとて』の次の『瞳』は、ヒロインの決め台詞が「シャラップ!」と叫ぶことだというのが決定的にまずかった。黙れなんて高圧的な物言いを、しかも外国語でヒロインにさせるなんて、脚本家は何を考えているのであろうか。 そのつぎの『だんだん』は、途中で視るのをやめてしまったけれど、なんだかどんより重い話。そして前作の『つばさ』は、今度はドタバタ調の度が過ぎたのではないか。 ・・・・・こう書いてくると、そんなにいつも朝ドラを視ていられるなんて、随分ヒマな方ですね、と思われそうである。事実けっこうヒマであるけれど、ただ泊まり勤務が続くときなんか、朝、勤務を終えて帰宅するとちょうど朝ドラの始まる時間だったりするのである。 さて今作『ウェルかめ』。 徳島が舞台というだけで酔流亭の点が甘くなってしまうという事情は、このブログを数年以上読んでくださっている方にはおわかりいただけるだろう。このブログにとって大事な人が徳島にはいるのだ。 それから、このあいだ公開された、松山千春の半生を描いた映画(『旅立ち~足寄より~』)で千春役だった若い俳優が、ヒロインの相手役の男の子を演じている。だから千春ファンであるところの妻も今のところ毎日視ているようだ。 ヒロインの生家は海辺の町で[はまもと荘]という民宿を営んでいる。今はサーファーなんかも泊まりに来るが(父親はプロのサーファーだったのである)、代々お遍路さんが泊まる「へんろう宿」である。 羽田美智子さん演じるヒロインの母がときどき「うちはへんろう宿やからねえ」と言うのを聴くと酔流亭はなんとなくいい気分になる。井伏鱒二に『へんろう宿』という短編小説があるからだ。脚本家も、それを意識において羽田美智子さんにその台詞を言わせているような気がする。プロの物書きが、四国のお遍路宿を舞台に作品を書くのに、あの名作を意識に上せないはずはない。 (つづく)
by suiryutei
| 2009-10-24 09:52
| 映画・TV
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