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新聞のテレビ・ラジオ欄に視聴率の高い番組のランキングが週一で出る。先週だったかな、NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』が17%強で9位にランクされていた。17%台というのはそれほど高い視聴率とも思えないけれど、今は全体に特定の番組に視聴率が集中するということがなくなっているのだろう。『龍馬伝』とか『ネブリーグ』あたりが大抵トップを争っているのだが、それらにしたって20%すれすれといった数字だ。ともあれ、NHKの朝ドラがランキングに顔を出すのは久しぶりではないだろうか。3月末のスタート時点ではそう高くなかったのが、段々人気が出てきているらしい。 我が家でもこのドラマは毎日欠かさず視ている。面白い。題名どおり、漫画家・水木しげるさんの夫人の半生記である。まだ無名の貸本漫画家・水木と結婚して、調布での新婚生活が始まったところまで現在ドラマは進んでいる。時代は昭和30年代。 ![]() ヒロインの松下奈緒さんは音楽家でもあるそうだ。二年前の朝ドラ『ちりとてちん』のオープニングは、この人がピアノを弾いていた。近所の貸本屋のお婆さんとそこの嫁に扮するのは佐々木すみ江さんと松坂慶子さんで、これは二年前の大河ドラマ『篤姫』での篤姫の教育係の二人ではないの。 ところで酔流亭の生まれた1955年は昭和30年であるから、ドラマの現在の進行時点である昭和30年代はかすかに記憶にある。酔流亭が少年時代を過ごした国分寺に貸本屋はあったろうか。古本屋なら駅の南口にあったのだけれど、貸本屋は憶えがない。週刊の漫画雑誌の発刊に押されて、貸本業界が斜陽になっていく様子はドラマからも窺われる。貸本漫画の隆盛は、戦後復興から経済成長が安定するまでの僅かの間のことだったのだろう。 ![]() あれは高校二年生のときのことだから1971年、昭和にすれば46年である。『アルジェの戦い』という映画を高田馬場に当時あったパール座で観た。観終わって、感動を醒ますため高田馬場の街をすこし歩いた。貸本屋があって、読みたくてたまらなかった白戸三平の『忍者武芸帳』を置いてある。しかし国分寺から来たというと、そんな遠くに住んでいる人には貸せないと断わられた。そりゃそうだ。貸本屋は地元の人たちのためにある。 貸本屋もパール座も、高田馬場から消えて久しい。 ※関連する過去ログとして ☆『ジッロ・ポンティコルボ監督』(06年11月28日)
by suiryutei
| 2010-05-05 23:06
| 映画・TV
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Comments(2)
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