新人事制度 大阪での報告①~③
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中学以来の友人と新橋で飲んだ。先週のことである。 先月、『さらば日米同盟!』(天木直人)という本を貸してくれたのはこの友人。彼は8月に天木さんの講演を聴きに行き、その会場で同書を買った。だから本の内表紙には天木さんのサインが入っていた。 本を返しがてら、話題は最近の民主党代表選挙のことに。少年時代、友人は理系方面で我がクラスきっての秀才であったが社会についての関心も強かった。それは今も変わっていない。 小沢一郎氏の敗北の背景にはやはりアメリカの存在があるだろう。アメリカが具体的に民主党の中に手をつっこんだかどうかということより、民主党や自民党の政治家たちはアメリカの意向は何かを忖度して動くからだ。友人は小沢氏の対米自主路線に期待していたようだが、残念であった。 天木さんの本に寺島実郎さんのエピソードが出てくる。鳩山民主党政権が発足したばかりのころ、寺島さんは同政権の外交ブレーンに迎えられたけれど、じき遠ざけられる。寺島さんの自主外交構想がアメリカにハレーションを起こしたのだという。代ってブレーンとなったのは親米派の岡本行夫氏だ。イラク戦争のころアメリカがやっていることを内心いいとは思ってなかったようだが「アメリカについていくしかない」とくり返して語っていた人である。 今回の代表選も同じ力学が働いたのだろう。寺島さんが去ったのち普天間問題で沖縄の人びととの約束を破った鳩山氏は「抑止力の重要性がわかった」とその変節の理由を述べたが、あれはは抑止力のことが「わかった」のではなく、日米関係の歪みは自己の非力ではどうにもならぬと観念したということである。 ところで友人は大学は菅直人総理の後輩になる。東工大に通っていたころ吉本隆明の名を知らない同級生がいたことに憤慨したという。あの詩人は自分たちの先輩だというのに。 で、花田清輝ー吉本隆明論争のことも話題に出た。あの有名な論争は何であったのだろう。これについて言われたことはいくつか耳にするけれど、肝心の当事者二人の当時の発言を酔流亭などはちゃんと読んでいないのだ。 我々が入った居酒屋は九州からの取り寄せを売りにしているようであった。辛子蓮根を食べ、豊後で揚がったという鯖の刺身を食べた。鉄鍋餃子というのは、映画『悪人』の中で、殺されるOLがその直前に友人たちと居酒屋でこれを食べていた。それは博多の街でのことで、やはり九州発の食べ物だろう。なかなかボリュームがあって美味しかった。 当然、焼酎の種類もたくさんあったけれど、どういうわけか八戸の地酒「陸奥八仙」の純米もあったので酔流亭も友人もそれを飲んだ。 ※関連する過去ログとして ☆『「吉本隆明の時代」(絓秀実)』(09年3月25日) ☆『「さらば日米同盟!」(天木直人 著)に共感』(10年9月17日)
by suiryutei
| 2010-10-12 17:10
| 酒・蕎麦・食関係
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