新人事制度 大阪での報告①~③
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仙谷官房長官が自衛隊を「暴力装置」だと言った場面の映像を、酔流亭は昨日(21日)朝の『サンデーモーニング』というTV番組が流したビデオで初めて視た。 現在の民主党政権を酔流亭は支持しない。それはこのブログを読んでくださっている方ならご存知だろう。したがって政権の要であるところの仙谷氏にも酔流亭は批判を持つ。しかし、あの発言については何が問題とされるのであろうか。仙谷氏はしごく当たり前のことを言ったにすぎないではないか。国家権力のコントロール下に置かれた武装した集団が「暴力装置」でないとしたら、いったい他の何なのか。 なるほど幸いなことに、この「暴力装置」はこれまで人民に向かって剥き出しで発動されることはなかった。むしろ災害救助などにに活躍していることは酔流亭だって知っている。 だが、官房長官は、こう言ったのである。 「暴力装置でもある」 これを問題視する人たちは、では自衛隊に暴力装置としての面が全く無いと本気でそう考えているのだろうか。暴力装置でもあるからこそ、シビリアン・コントロールということがやかましく言われるのではなかったか。 この点で危ういのは、仙谷発言を糾弾する人たちの中に自衛隊出身の国会議員もいることだ。自衛隊の関係者が、この組織は暴力装置でもあるという自覚を欠いているとすれば、これは本当に危険なこと。それはシビリアン・コントロールがなぜ必要かを理解していないということなのだから。 ・・・・・以上のようなことを書くつもりで(現に書いたけれど)いたところ、今朝(22日)の朝刊(『朝日』)の投稿欄に後藤貞郎さんという方(東京都 64歳)がもっともな意見を述べられているのを読んだ。すこし引用する。 「・・発言は全く問題がなく、騒ぐ方がどうかしていると考える。大学の一般教養を学んだ者なら、政治権力が暴力装置を伴なうものであることは政治学のイロハとして知っているはずだからである。謝った仙谷氏は謝罪を撤回したほうがいい」。 酔流亭は大学は中途退学で、一般教養の授業もサボりがちだったけれど、これが政治学のイロハであることは知っている。おそらく酔流亭のような無学者のために、後藤さんは親切にも『広辞苑』を引いて政治権力の定義を紹介してくださっている。それは「社会集団内で、その意思決定への服従を強制することができる、排他的な正当性を認められた権力。普通、政治的権威、暴力装置、決定と伝達の機関をもつ」。 後藤さんが言われるとおり、「この定義に政治的立場の左右は関係ない」。 ■
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by suiryutei
| 2010-11-22 09:37
| ニュース・評論
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Comments(2)
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拝読させていただきました。
酔流亭さんのおっしゃることは確かにその通りで理解できます。 ただ、私は国会の場で、しかも政権党の官房長官が発言するには 違和感があると思います。 確かに自衛隊も、海上保安庁も、警察も暴力装置といっても過言ではないでしょう。 ただし、政治学者、社会学者、あるいはかっての左翼系の人などは平気で使っても 異論はないと思いますが・・・ 仙石さんもかってのでしょうから・・・ 周りに与える影響を官房長官たる立場もうすこし配慮してもよいのではと思います。 何より、自衛官が「やってられないよ」と士気が萎えるような発言だったと思います。 その意味で、謝罪は当然のような気がいたしますが。
さとさん、こんばんは。
仙谷さんは元「東大全共闘」ということで過剰に騒がれているのでしょうが・・・。
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