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女房に地球儀を買ってもらった。誕生日のプレゼントである。柏の高島屋の中にある丸善で。渡辺教材製。ソフトボールの球をひとまわり大きくしたくらいの可愛らしいサイズだが、机に置いておくのにちょうど良い。 高校時代の世界史の授業で最初に先生から言われたのは、世界地図をつねに手元において、たえず眺めていろということであった。そうしなければ歴史の動きをイメージとしてとらえられない。この先生は綿引弘先生といって、赤川次郎が在籍していたとき彼のクラスの担任だった人である。教え子の一人が後に流行作家になったのはたまたま偶然のことだが、教え方の上手さには定評があって、NHK通信講座の講師も長く務めていた。 先生のおっしゃることはもっともだと思ったけれど、ものぐさの酔流亭少年は高校時代には地図を読むということは滅多にしなかったと記憶する。 ところが去年初め、廣末渉・著『近代世界を剥ぐ』(平凡社「これからの世界史シリーズ」の一巻目、1993年刊)という本を古本屋で手に入れ、読んでみた。知的刺激に満ちた面白い本だったが、地図がほとんど載っていないのである。冒頭に、15世紀フィレンツェの天文学者トスカネリがポルトガル国王に贈ったという、当時としての世界地図が配されているだけだ(あとは地域的な地図はいくつか載っている)。 廣末渉は本業は哲学のほうなので、入門的歴史書を書くのは不慣れだったのかもしれないけれど、これは不便だった。いい世界地図が手元にあればな、と感じた。かつての恩師の言葉が身にしみた。 しかし、どうせなら地図より地球儀のほうがよい。実際の地球は平面ではなく、丸いのだから。そこで、10日前の誕生日に「誕生祝いは何がいい?」と女房に訊かれたとき、すかさず「地球儀!」と答えたのだ。 買い物の後、柏駅近くの「ポンペイ」というカレー屋でお昼を食べた。カシミール・カレーという極辛カレーの辛いの旨いのって。家に帰って地球儀を手に取ると、ポンペイもカシミール地方の場所も、文字通り「手に取るように」わかる。これは便利だ。 ![]()
by suiryutei
| 2005-01-14 19:00
| 身辺雑記・自然
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