新人事制度 大阪での報告①~③
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22日が冬至だった。一年でいちばん日が短い日である。 この日の酔流亭は早朝からの勤務。家を朝5時50分に出た。まだ真っ暗である。さすが冬至だ。 見上げると、月が細く見える。下弦の三日月。曇っていたから(おかげで冷え込みは弱かった)その細い月光がこころもとない。朧(おぼろ)である。 駅に近づくと銀杏並木になるが、その銀杏があらかた散ってしまった。散った葉が歩道に溜まって道が黄色くなっている。駅前にあった二つのスーパーマーケットのうちの一つが数年前に店を閉めて、その跡地が今は駐車場。その前の歩道にひときわ落ち葉が溜まっている。マーケットがあった頃は店の人が掃いていたのだが、今は掃除をする人がいないのである。長引く不景気がこんなところにも窺える。 昼間の労働については話を飛ばす。勤務を終えてから神田に寄った。神田駅から須田町の交差点に向かう通りの銀杏はまだ葉を付けている。このあたりが我が町・我孫子と都心の温度差で、冬の最低気温は5℃くらい我孫子のほうが低い。だから銀杏の葉が散るのは我が町が一週間くらい早いし、春の桜が満開になるのは、これは都心のほうが数日は早い。 [まつや]への道を歩きながら、3月11日の夜の寒さも今夜と同じくらいじゃなかったかな、と思った。帰宅難民となった酔流亭があの夜、神田あたりを徒歩で通過したのは8時前であった。それから日付が替わるまで歩いて力尽き、運よくタクシーを拾えて帰宅したのは12日の午前2時前だったかな。 さて、この夜の[まつや]はいつも以上の賑わい。 一陽来復 という書が壁に掛けられている。冬至のときは毎年こうだったかしら。それとも災害に見舞われた今年だけに、店の人が思いをこめたのか。 そして冬至の[まつや]といえば「柚子きり蕎麦」。酔流亭と相席になって向かいに座った女性の一人客もお新香で燗酒を一合飲んでから柚子きりを一枚、きれいに手繰っていく。われわれは一言も言葉を交わしたわけではないのだが、お勘定を済ませて席を立つ際「お先に」とにこやかに挨拶をされた。こういうのが蕎麦屋酒の呼吸だ。 酔流亭は今日(23日)から泊まり勤務が続くし、年内の休日は30日だけ。すると、この[まつや]での酒が今年最後の外食になりそうだ。それにふさわしい気分のよい酒だった。柚子きり蕎麦、もちろん美味しかったですよ。柚子きりは今日(23日)まで。祝日なので19時閉店です。 ※関連する過去ログとして ☆『神田まつやの柚子きり』(03年12月19日) ☆『三月十一日のこと』(11年4月5日)
by suiryutei
| 2011-12-23 10:37
| 身辺雑記・自然
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Comments(2)
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