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古い友人たちと飲む機会があった。 中国のことが話題となった。誰かが言う。 「漢民族というのは、どんどん膨張しようとする。昔からそうなんだ」 ある民族に、昔から一貫して特定の性格が備わっているなんて、そんなことがあるのだろうか。そもそも民族という概念自体が、そう古くからのものではないのでは。 酔流亭などはそう思うのだが、口下手なこともあって、こんなつぶやきはかき消されがちである。 それにしても、世を覆う中国への恐怖心というのはすさまじい。日本の経済が落ち目で自信喪失していることがそれに拍車をかけているのだろう。今日のタイトルに「中華民族」という言葉を使ったが、これはきわめて粗雑な言い方。中華民族なんて民族は存在しないだろう。中華文明ならあるが。そして、その中華はいろんな民族によって構成されている。 しかし、ある年齢以上の人なら、こういう脅威や恐怖に既視感があるのではないか。その年齢というのは、20年前のソ連崩壊以前に物心がついていた年齢、ということである。そのころソ連やロシア人に対して言われていた脅威や恐怖が、今は中国にむけて語られているのだ。つまり、論理や心理はそのままで、その向けられる対象が入れ替わったにすぎない。 人の悪口は、あるていど割り引いて聞いておいたほうがよい。 もっとも当時の中国共産党や、あるいは日本国内にいた「親中派」といわれる人たちも、そのころソ連に対する脅威や恐怖を煽っていたものだ。当のソ連がなくなった今、かつて煽っていたものが自分たちに向かってきているのである。このあたりは、この人たちも反省というかすこし考えたほうがいい。 実際には本来的に性悪な民族も白無垢の性善な民族も存在しない。具体的な状況に規定されて善にも悪にもなるのだし、こちらが構えれば向こうも構える。 酔流亭はこう考えるのだが、甘いだろうか。
by suiryutei
| 2012-01-17 15:46
| ニュース・評論
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