新人事制度 大阪での報告①~③
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ヒロインの父親がまだ生きていた頃、岸和田の町には[蛸酒造]という造り酒屋があり、小林薫さんが扮した彼は、この酒造のラベルが貼られた一升瓶の酒をよく飲んでいたものだ。朝のTVドラマ『カーネーション』での話である。麻生祐未さん演じる夫人は品がいいから、一升瓶からちゃんと徳利に酌んで燗をつけて出す。この酒器がまた趣味がよくて、このドラマを視ていると、こちらも朝から飲みたくなってしまう。 そのころ街角にも[蛸酒造]のポスターが貼られていた。タコが鉢巻して酒くらっているような図柄ではないですよ。日本髪を結ったきれいな女性が酒を勧める、そういうポスターであった。 父が亡くなり、ドラマの時代が戦後に移ってから、あのポスターを見かけなくなった。蔵元は過酷な戦時を生き抜くことができなかったのであろうか。軍需関係を除けばほとんどの業界にとってそうであったように、酒造業にも戦争は打撃であった。なにしろ肝心の米が無い。蔵人も兵隊にとられたろう。 でも父親がやっていた呉服店をヒロインが継いだオハラ洋装店の茶の間では、戦後10年がたっても、あの徳利はまだ健在。昨日の放送では、今度はヒロイン小原糸子が徳利の酒を酌む。尾野真千子さん、飲みっぷりもじつにいい。子ども達がまだ幼いときに夫が戦死し、父親の役も果たしながら三人の娘を育ててきたヒロインは亡父にだんだん似てきたようでもある。 今朝(1月31日)の放送ではドラマの進行は昭和29年12月まで来た。おや、酔流亭が東京で生まれるのは、その翌月ですよ。 余談ながら『伝送便』誌2月号に『カーネーション』のことを書いた。この雑誌が送られてきたら、その文章をここにもUPしますね。 ※関連する過去ログとして ☆『岸和田の[蛸酒造]』(11年11月14日) ■
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by suiryutei
| 2012-01-31 10:48
| 映画・TV
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