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今朝(3月26日)の『朝日歌壇』に、こんな歌が採られている。選者は高野公彦氏。歌を詠んだのは四宮修さんという北九州市在住の方だ。 浜に生まれ海に育ちし小名浜の漁師が市(いち)に他県(よそ)の魚売る 小名浜というのは福島県の太平洋岸にある漁港である。美味い魚が水揚げされることで全国に有名だ。アンコウ・メヒカリ・アイナメ・・・。しかし3・11で津波に襲われたし、福島第一原発にも近い。津波被害と放射能汚染の両方で苦しんでいる。歌を作った人は、TVのニュースか何かで小名浜漁港の様子を知ったのだろうか。それとも被災地に支援に行ったとき立ち寄ったのか。 今月11日に郡山で開催された「原発いらない! 福島県民大集会」に参加した翌日、酔流亭も小名浜に寄った。関西からの集会参加者の車に乗せてもらい、原発の近くまで走り、湯本温泉で立ち寄り湯をしたあと小名浜でお昼を摂ったのだ。 そのことをグログに書こうとして書けなかった。車で通過しただけなのに、被災地に行ってきましたなんてこと言えない。しかし小名浜で見た情景は歌にあるとおりだった。漁港にある魚市場には震災前には店が並び、買い物客・行楽客で賑わっていたのに、今はガランとしている。それでも開いている店は何軒もあった。 港には、岩手県陸前高田の船籍の漁船が一艘、繋留されていた。陸前高田は津波被害のことにひどかったところだ。母港に帰れないまま身を寄せているのだろう。市場の向かいの建物の二階にある[市場食堂]で刺身定食を食べたが、市場でも津波で大勢の人が流されたと店の人に聞いた。 「心まで汚染されてたまるか」 こんな手書きの立て看板が立っていたのが目に焼き付いている。復興するに違いない。
by suiryutei
| 2012-03-26 09:07
| ニュース・評論
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