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日本と中国との間で領有権をめぐって争われている(現状は日本が実効支配)尖閣諸島に香港の活動家たちが上陸した翌日の8月16日、日本が島を領有(1895年)するに至った経過について毎日新聞はこう説明している。 「日本政府が無人島で清国の支配が及んでいないことを確認し、閣議決定を経て領土に編入」。 この事実に否やはない。だが平たく言ってしまえば、「まだ向こうが手をつけていないようだから、こっちが先にツバをつけた」ということに過ぎない。 そして、これを根拠として日本政府は尖閣諸島を我が固有の領土と主張するのである。 「固有」とは、どういう意味か。さっそくグーグルで検索してみた。デジタル大辞泉によれば、二つの意味があって、こう。 1 本来持っていること。「天然の性に―すること」〈福沢・福翁百話〉 2 そのものだけにあること。また、そのさま。特有。「民族―の文化」「北国に―な(の)風土」 尖閣が固有領土だとする主張は、日本にとっても中国にとっても、1にも2にもどちらにも当てはまらない。 しいて言えば1のほうに近いが、「100数十年前に先に手続をとった」という程度では「本来持っている」とはとても言われないだろう。 尖閣「領有」に遅れることさらに10年、2005年に竹島が「島根県に編入」されたことだって似たようなもの。なるほど「正式な手続き」は日本が先にとったようだが(だから国際司法裁判所で争えば韓国に不利であろう)、これも「先にツバをつけた」以上ではなく、「固有の領土」なんてものではない。そんなアヤフヤなことより重要なのは、その1905年とは大日本帝国が朝鮮半島に力押しに押し出していったその時期だということのほうだ。つまり朝鮮を日本が植民地として支配・収奪した歴史と絡んでいるのである。 この問題は「固有」云々ではなく歴史問題なのだ。そのことの自覚がこちらにないから、あちらは正当にも怒るのである。 ※関連する過去ログとして ☆『天皇あやふし ただこの一語が』(12年8月24日)
by suiryutei
| 2012-09-02 10:00
| ニュース・評論
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